「ダイエット中は、水をたくさん飲むと良い」とよくいわれていますが、間違った飲み方をすると太る原因につながってしまうことがあります。
管理栄養士の筆者が、水のNGな飲み方や注意点をご紹介します。
■水のダイエット効果
水を飲むことが、なぜダイエットにつながるのでしょうか。
血行が悪くなるなどの理由で老廃物が体内に溜まると、むくんだり肌が荒れたりして、ダイエットや美容に悪影響を与える場合があります。
そのむくみを解消するためには、老廃物を排出することが大切。そこで役立つのが水です。
水を飲むと、スムーズな老廃物の排出をサポートするため、むくみ予防に役立ちます。
さらに、水を飲んで血行が良くなると、代謝が良くなりダイエットにつながるというメリットも得られます。
■逆に太る!?NGな水の飲み方
冷たい状態で飲む
冷たい水を飲むと胃腸が冷えるため、胃腸の機能が低下する場合があります。
胃腸の機能が低下すると十分に栄養素の消化・吸収が行えず、代謝が低下して痩せにくくなる可能性があります。
痩せるために水を飲むのであれば、「常温」または「白湯」にして飲むようにしましょう。
一度に大量に飲む
ダイエット効果が期待できるからといって水を大量に飲むと、余分な水分が身体に溜まり、逆にむくみを招くことがあります。
理想的な水の飲み方は、「1日を通してこまめに水分を摂る」というもの。目盛り付きのマイボトルを持ち歩くのも良い方法です。
水だけ飲む
ダイエット効果が期待できる水ですが、食事を抜いて水に置き換える方法はNGです。
身体に必要な栄養素が摂れていないと代謝が落ち、かえって太りやすい体質になる場合があります。
毎食きちんと食事をしたうえで、こまめに水を飲むことで代謝が上がり、痩せやすい身体に導くことができます。
■食前の○○でダイエット効果アップ!?
食前に炭酸水を300~500ミリリットル飲むと、胃が膨らんで満腹中枢が刺激され、食欲を抑えることにつながります。
手軽に取り組める方法なので、1日の中でも食事量が多い昼食や夕食の前に試してみてくださいね。
「水」は、高いダイエット効果が期待できる飲み物です。カロリーや糖質も含まれていないため、ダイエット中も安心して飲むことができます。
飲み方によっては太りやすくなってしまうことがあるため、日頃の水の飲み方を振り返るきっかけにしてみてくださいね。
(フリーランス管理栄養士 今井 尚美)
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【参考】
※お水を飲むダイエットの効果・方法とは?気になる真相を解説 – アクアクララ
※おなかもスッキリ!炭酸水でダイエット効果を高める方法とは? – サーモス