チョコレートは「太るおやつ」だと思って、目の敵にしていませんか?
栄養士・ヘルシー料理研究家の筆者が、痩せるチョコレートの食べ方をご紹介します。
■「チョコレートが太る」は本当か?
「チョコレート=太りやすい」といったイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
甘くてカロリーも高いがゆえに、太る印象を持つのも無理はありませんが、実は原料となるカカオはポリフェノールの含有量も高く、食物繊維の作用で痩せ効果も期待出来ます。さらに、美容やアンチエイジングにも効果的な食品です。
ただし、カカオ自体は甘くありませんが、チョコレートに製造する過程で生クリームや砂糖を添加します。この砂糖や生クリームの量が太りやすさに比例します。
■体に良いチョコレートの食べ方
それではチョコレートは食べてはいけないのでしょうか。結論から申し上げますとそんなことはありません。
しかし、美しい大人女性を目指すのであれば、少し努力も必要です。
太りにくいチョコレートの楽しみ方をご紹介します。
(1)カカオの含有量の高いチョコレートを選ぶ
カカオの健康に役立つ働きがよく知られるようになりました。当初は珍しかったカカオの含有量が高いチョコレートも、現在では様々な種類が登場しています。
カカオの含有量は60%代から高い物では90%以上の物もありますが、初心者は70%前後のものからチャレンジすると無理なく食べられます。
一般的なチョコレートでも、ミルクチョコレートよりダークチョコレートを選ぶようにするにしましょう。
(2)板チョコより個包装
板チョコは、つい食べ過ぎてしまう傾向があります。
量を決めやすい個包装の物を用意するようにするか、決めた量を器に入れて、残りは片づけてから食べるようにすると、食べ過ぎ防止になります。
(3)ココアパウダーを使う
量を我慢したくない方には、純ココアパウダーを使ってデザートを作るのがおすすめです。
生クリームの代わりに豆乳や低脂肪乳、糖類はノンカロリーのパルスイートやラカントを使用すると、低カロリーのチョコ風味のデザートを作ることができます。
(4)飲み物と一緒に摂る
チョコと一緒に水分を摂ると、満足感が高まります。
おすすめはノンシュガーの豆乳カフェラテです。コーヒーの苦みが食欲を抑え、豆乳の甘みが満足度を高めてくれます。
チョコレートは血糖値が上がりやすく、糖分が吸収されやすいですが、豆乳と一緒に摂ることで血糖値の上がり方が緩やかになり、体内への吸収を抑える働きが期待できます。
(5)チョコレートフォンデュにする
チョコレートを溶かしてフルーツやナッツにつけて食べると、そのまま食べるより多くの量を食べた感覚になりやすくなります。
同時にナッツのアンチエイジング成分やフルーツの美肌成分が摂取できるところも嬉しい点です。
心の栄養を満たすことも大切な美容の一つ。我慢するだけでなく、好きなおやつと上手に付き合っていきましょう。
(栄養士・ヘルシー料理研究家 fumie)
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