老化を遅らせたいエイジング世代の強い味方、それは植物が持つ「抗酸化成分」です。紫外線、大気汚染、放射線、ストレス、アルコール、たばこなどで発生する活性酸素の除去にも役立つため、すべての現代女性にとっての必須成分ともいえます。とはいえ、代表的な抗酸化成分名4つと、「特に何にいいのか?」「何に含まれているのか?」を、正しく知っていますか? きちんと覚えておきたい方は、ぜひこのまま読み進めてみてくださいね。
生活習慣病の予防にもいい「カテキン」
緑茶や紅茶に多くふくまれるカテキンは、抗酸化成分の代表格です。老化や活性酸素の増加を抑制するほか、コレステロールや血糖値の上昇もおさえてくれるため、生活習慣病の予防にもぴったりです。冬にはインフルエンザなどの風邪予防にも役立つといわれているので、美容面にも健康面にもいいのがうれしいですね。
医者も青くなる「リコピン」
赤色の色素成分カロテノイドの一種であるリコピンは、この季節に美味しくいただけるトマトやスイカに多く含まれています。中でもリコピンの抗酸化力はとても強く、ヨーロッパでは「トマトが赤くなると医者が青くなる」といわれるほど。紫外線を浴びすぎた時にたくさん取り入れるといいでしょう。
肝臓をいたわるなら「クルクミン」
クルクミンはウコンにふくまれる黄色の色素成分であり、ポリフェノールの一種です。過酸化脂質に対する抗酸化作用が強く、食品の酸化防止などにも使われるほどです。特に肝臓を保護する働きが強く、胆汁の分泌を促して消化器全体を元気づけてくれるため、お酒を飲み過ぎたときのリセット剤として常備してみては?
目の疲れにも「アスタキサンチン」
鮭やカニ、エビなどの赤色の生物にふくまれるアスタキサンチンは、リコピンと同じカロテノイドの一種。その抗酸化力はビタミンEの約1000倍とも。また、目の疲れや眼疾患の予防にも役立つといわれているため、ストレスやパソコン作業からくる眼精疲労のある方におすすめです。
エイジングが気になり始めたら、上記の抗酸化成分をうまく取り入れてみてくださいね。
(ホリスティックビューティインストラクター Eriko)
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