いろんなむくみ解消の方法にチャレンジしているのにどれもぜんぜん結果につながらない! 関節を動かしてみたり、筋肉を押してみたり、皮膚をさすってみたり。リンパを流してむくみを解消するいろんな技はなんとなく知っているけど、どれをやってもいまいち効果が感じられない。そろそろ諦め始めている方も多いのではないでしょうか。そこで、30代・40代という代謝の踏ん張りどころを生きているあなたのために、今回はリンパドレナージュの効果を倍増させる最重要な体操をお伝えいたします。
■そもそもリンパってどこに流れてゆくの?
全身のリンパは最終的には鎖骨の下を流れる静脈にたどり着きます。とくに左鎖骨の下へは全身の3/4が集結します。つまり右顔右手右胸は右の鎖骨の下へ。それ以外は右脚だろうと左脚だろうと、ほとんどが左の鎖骨の下へ流れてゆきます。
■とにかく鎖骨を動かす!
いずれにしても、すべてのリンパは鎖骨の下に流れてゆきます。だから鎖骨に動きをつけないことには何をしたってリンパ液は滞ってしまうのです。きちんと構造を理解している施術家が、全身どこのむくみをとるときにも、まず肩を回して鎖骨を動かしてあげることから始めるのはそのためです。遠回りなようですが、そのほうが近道なのです。
■鎖骨を動かしてリンパを流す肩の動かし方
腕をぐるぐる回しても、いまいち効果的ではありません。鎖骨を動かしてあげるためには、まず肘を脇腹にしっかりくっつけた状態で、そこから肩を回してみましょう。できるだけ大きく。前から後ろに5回、後ろから前に5回。これを1セットにして3セットほど。うまくできない人はまず肩を大きくすくめることから始めてみるとイメージつきやすいかもしれません。これなら仕事の合間にもできますよね。
いかがでしょうか? 簡単ですがむくみにとても効果のある体操です。ぜひすぐにでもチャレンジしてみてくださいね。
(均整学園講師/ボディデザイナー/鍼灸均整院-AFINA-院長 小柳弐魄)
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