年中、安価で手に入りやすい身近なフルーツといえば「バナナ」ですが、毎日そのまま食べ続けていると、どうしても飽きてしまいますよね。
また、代謝が落ちやすくなる40・50代は、痩せる食べ方が気になるもの。
インナービューティー料理研究家音筆者が、バナナの痩せる食べ方をご紹介します。
■痩せ体質に導く!バナナの食べ方3つ
「食物繊維」が豊富なバナナは、便秘改善をはじめとした“腸活”をサポートしてくれます。
そんなバナナにひと工夫することで、より痩せ体質に導くことができます。
(1)朝に食べる
バナナは1本約80〜100キロカロリーなので、ダイエット中の方はカロリーが気になるかもしれません。
ですが、消費カロリーが増える朝に食べることで、摂取カロリーがやや高めでも心配無用。重要なエネルギー源となるバナナを食べるなら、夜ではなく朝がおすすめです。
(2)加熱して味わう
バナナはそのまま食べても美味しい果物ですが、ホットフルーツにも向いています。
加熱することで甘みが増すので、おやつ代わりにもぴったり。フライパンで焼いたり、スライスしてトーストにのせて焼いても良いでしょう。
「ダイエット中だけど、おやつがやめられない」という方は、カロリーの高い洋菓子の代わりにホットバナナを取り入れましょう。
栄養素も増える!?
腸内の善玉菌は、加齢などによってどんどん減少していくもの。
バナナを加熱すると、腸内環境を整える働きが期待されている「フラクトオリゴ糖」が増えます。
腸内環境を整えることで美肌や痩せ体質にもつながりますので、つやプラ世代は、ぜひホットバナナを食生活に取り入れてみてください。
(3)ちょい足しアレンジをする
バナナと他の食材を合わせると栄養価が上がり、新しい美味しさにも出会えますよ。
老廃物を溜め込まず、すっきりとしたボディラインをキープするためにも、「バナナ+α」で腸内環境を整えましょう。肌荒れ知らずの美肌作りや免疫力アップにも役立ちます。
バナナと組み合わせるべきおすすめの食材をご紹介します。
発酵食品
ヨーグルト、チーズなどの発酵系乳製品は、バナナとの相性が抜群です。
発酵食品に含まれる「乳酸菌」などは腸内環境の改善をサポートするため、便秘改善や老廃物の排出などの効果が期待できます。
ポッコリと膨らんだ下腹部の改善のためにも、朝ごはんやおつまみに「バナナ×乳製品」の組み合わせを楽しんでみてください。
ナッツ類
抗酸化作用が高い「ビタミンE」を豊富に含むナッツ類。上記でご紹介したホットバナナのトッピングにもよく合います。
ビタミンEは血流改善・巡りの良い身体作りもサポートします。エイジングケアや脂肪の溜まりにくい身体作りのために、「バナナ+ナッツ類」を試してみてください。
はちみつ
痩せ体質に導くためには、腸内環境の改善が欠かせません。はちみつには、「オリゴ糖」や「グルコン酸」などの腸活サポート成分が含まれています。
これらをバナナに豊富な「食物繊維」と一緒に摂ることで、腸内環境の改善をサポートすることができます。
いつもバナナはそのまま食べていたという方は、ご紹介した方法をぜひ実践してみてください。新しい美味しさの虜になるかもしれませんよ。
(インナービューティー料理研究家 フードコーディネーター 國塩 亜矢子)
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【参考】
※フラクトオリゴ糖とその「はたらき」 – 日本オリゴ
※バナナ – カロリーSlism※吉田企世子・松田早苗/監修(2016年)『あたらしい栄養学』高橋書店※上西一弘/著(2016年)『栄養素の通になる』女子栄養大学出版部※板木利隆/監修(2008年)『からだにおいしい 野菜の便利帳』高橋書店※吉田企世子/監修(2016年)『旬の野菜の栄養辞典』エクスナレッジ※蒲池桂子/監修(2010年)『美肌美人栄養学』エクスナレッジ※三輪正幸/監修(2012年)『からだにおいしい フルーツの便利帳』高橋書店※平田雅子/監修(2010)『不調をなおしてキレイになる 女性ホルモン基本事典』成美堂出版※森拓郎/著(2021)『きれいな人の老けない食べ方』SBクリエイティブ※斎藤糧三/監修(2016年)『スーパーフード事典 BEST50』主婦の友社