朝に「コーヒー」を飲むことを習慣にしている人も多いですよね。コーヒーにはさまざまな健康効果があることがわかっています。そのなかでも、朝にコーヒーを飲むことで腸のぜん動運動を促し、善玉菌を増やす手助けをすると考えられています。
ベジ活アドバイザーの筆者が、朝のコーヒーにちょい足しして瘦せ菌UPを狙える食材をご紹介します。無理なく試してみてください。
■朝コーヒーが痩せ菌を増やす理由
最近の研究で、コーヒーには大腸のぜん動運動を起こす手助けになることが示唆されています。
朝にとる水などの水分が胃と結腸に反射を起こし腸に刺激を与えることはよく知られていますが、コーヒーでも同様の働きがあるのだそうです。
コーヒー豆に含まれる水溶性食物繊維の一種に、特定のビフィズス菌を増やすのに役立つ働きがあると考えられています。
ビフィズス菌は善玉菌の仲間。腸内の善玉菌が増えると活発化するのが、痩せやすさに関係する腸内細菌、通称「瘦せ菌」です。
瘦せ菌は、主に水溶性食物繊維をえさに「短鎖脂肪酸」という物質を作り出し、“全身の代謝を活性化させる”“エネルギーを消費しやすくする”などの働きがあります。
適度な朝のコーヒーは、瘦せ菌UPの助けになりそうですね。
■コーヒーにちょい足しして瘦せ菌UPを狙える食材4つ
コーヒーにちょい足しして瘦せ菌UPに役立つ食材をご紹介します。スーパーやコンビニで手に入るものなので、ぜひお試しください。
(1)おからパウダー
腸内細菌のエサとなる「食物繊維」が豊富に含まれています。すぐれた抗酸化作用をもつ「大豆イソフラボン」や「ビタミンE」を含むので、アンチエイジングにも◎。朝に不足しがちといわれる「タンパク質」も補うことができます。
キレイを保ちながら瘦せ菌を増やしたいという人におすすめです。
(2)あずき
コーヒーとあずきという衝撃的な組み合わせですが、コーヒーに砂糖を加えるような感覚で飲むことができますよ。ブラック党の人は、無糖のゆであずきを活用してみてください。
あずきは「食物繊維」を多く含むので、瘦せ菌UPが期待できる食材です。
(3)はちみつ
はちみつに含まれる「オリゴ糖」には、腸内にもともと存在する「善玉菌」を増やす働きがあるので、コーヒーにちょい足しすることで瘦せ菌UPが狙えるでしょう。
はちみつのコクはコーヒーと好相性。手軽にできる組み合わせなので、ぜひ試してみてください。
腸内環境を整えるのに役立つはちみつですが、入れすぎるとカロリーオーバーになってしまうので気をつけてくださいね。
(4)ヨーグルト
最近では、ヨーグルトに冷たいコーヒーを加えたベトナム風のコーヒーが流行っています。アイスが主流ですが、ホットでアレンジしても美味しいですよ。
発酵食品であるヨーグルトは「善玉菌」を増やすのに役立ちますが、腸内にある一定の期間は存在しても、住み着くことはないといわれています。腸に補充し続けるためにも、このようなとり方をたまにはしてもいいかもしれませんね。
ベトナム風ヨーグルトコーヒー
材料(1人分)
・プレーンヨーグルト 100g
・アイスコーヒー 50ml
・はちみつ 大さじ1-2(お好みで)
・氷 適宜
作り方
全てをよく混ぜ合わせていただいてください。
瘦せ菌UPに役立つちょい足し食材をご紹介しました。朝にコーヒーを飲む習慣がある人は、ぜひお試しくださいね。
(ベジ活アドバイザー 生井 理恵)
【関連記事】
・栄養士が食べない「実は腸が汚れる」食べもの
・不調を招くコーヒーのNGな飲み方3つ
・美容家が飲まない意外な老ける飲み物4つ
・夜納豆で痩せる!痩せる納豆の食べ方
【参考】
※ネレスのなぜなにコーヒー コーヒーと便通(PDF) – ネレス日本
※自律神経を整えるには腸の働きが大切 – ココカラファイングループ
※コーヒー豆由来アラビノガラクタンのビフィズス菌増殖効果について報告 – UCC上島珈琲
※体の中から健康に! 腸内環境を整える – 大正製薬
※ヤセ菌を増やしてやせ体質に! 最強の食べやせレシピ – オレンジページ
※ゆであずき – カロリーSlism
※慢性的に不足しがちな食物繊維をおからパウダーで手軽にたっぷり補給! – 沢井製薬
※腸内細菌と健康 – e-ヘルスネット