長芋は、アンチエイジングにとても嬉しい野菜ということをご存知でしょうか。
栄養士・ヘルシー料理研究家の筆者が、電子レンジで簡単に作れる、長芋の若返りレシピをご紹介します。
■長芋の若返り成分
長芋はヤマノイモ科という種類に属する芋で、この種類はヌルヌルしているところが最大の特長です。
ヌルヌル成分には美容や健康に嬉しい効果が期待できるほか、他の芋類に比べて血糖値の上昇の仕方を数値にしたGI値が低く、糖質の含有量も控えめといった嬉しい点もあります。
長芋の若返り成分をご紹介します。
(1)食物繊維
長芋のヌルヌル成分は、水溶性食物繊維によるものです。
水溶性食物繊維には、腸内細菌のエサとなり、腸内を良好な環境に保つ善玉菌を増やす働きがあります。
美肌やスリムな体形の維持に不可欠な代謝は年齢と共に下がっていきますが、善玉菌優位の腸内環境になると、代謝も上がるとされています。
(2)ビタミンB1
ビタミンB1は、食事から摂った糖質を、体の活動に使うエネルギーに変換する過程をサポートする働きが期待できます。
糖質がエネルギーに変換されないと、体脂肪として蓄積されていきますが、ビタミンB1を摂ることで抑制につながります。
(3)カリウム
カリウムは、摂り過ぎてしまった塩分を排出し、むくみの解消に働きかけます。
むくみがないだけで見た目は随分とスッキリして見え、若々しい印象を与えます。
(4)ビタミンC
ビタミンCは、老化を進行させるといわれる活性酸素の働きを抑制する抗酸化作用が高いことで知られています。
40・50代女性のお肌の悩みのトップを占める、シミとハリにも大変有効です。
シミ、そばかすを薄くする、肌の弾力を司るコラーゲンの合成をサポートするといった働きが期待できます。
■2分でできる長芋の簡単おかず
電子レンジだけでできる、長芋のおかずを紹介します。
長芋の海苔バターしょうゆ
レンジなら、通常の調理に比べて少ない油分で調理ができます。
材料(2人分)
長芋 150g
バター 2g(個包装のもの半量ほど)
しょうゆ 大さじ1/2
焼き海苔 お好みの量(今回は大サイズ1/4枚を使用しています。)
作り方
(1)長芋は皮を除き、4cm位の長さの短冊切りにします。
(2)(1)とバターを耐熱容器に入れ、フタをして、500wの電子レンジで2分間加熱します。
(3)しょうゆを加えて全体を混ぜ、焼き海苔をちぎり入れて混ぜます。器に盛り付けて完成です。
長芋のトロトロスープ
長芋なら、ミキサー要らずで簡単にポタージュが完成。大豆イソフラボンの補給もできます。
材料(2人分)
長芋 100g
無調整豆乳 150ml
顆粒中華だし 小さじ1
小ねぎ 適量
作り方
(1)長芋は皮を除き、耐熱ボウルにすりおろします。小ねぎは小口切りにします。
(2)(1)に無調整豆乳、顆粒中華だしを加えて混ぜます。上からラップをかけ、600wの電子レンジで2分間加熱します。
(3)全体を混ぜ、器に盛り付けます。最後に小ねぎを乗せて完成です。
生ですりおろして「とろろ」として食べることが多い長芋ですが、加熱すると立派なおかずに変身します! レンジ2分のアンチエイジング、ぜひお気軽に始めてみてください。
(栄養士・ヘルシー料理研究家 fumie)
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