これからの季節、食卓に夏野菜がたくさん並んでいくことでしょう。「ズッキーニ」も夏野菜のひとつで、青々とした色が、いかにも身体に良さそうです。
見た目はきゅうりに似ていますが、食べ方はやや異なります。きゅうりにはない栄養素も含まれているので、是非召し上がって頂きたい野菜です。今回は、料理研究家の筆者が「ズッキーニの食べ方」についてご紹介します。
■夏野菜らしい美容効果
見た目はきゅうりに近いですが、実はかぼちゃの仲間です。
これからの時期だと、バーベキューにもよく用いられます。輪切りにして、網などにのせて焼くだけ。アルミ箔で包んで蒸し焼きにしてもいいですね。
ビタミンが豊富で、健康にも美容にも良い。夏野菜らしくカリウムを多く含んでいるので、むくみ防止にも役立ちます。
■ズッキーニの食べ方
ラタトゥイユに
定番の食べ方としては、フランス料理の「ラタトゥイユ」でしょう。簡単に言えば、野菜の煮込み料理です。
ズッキーニを、ナスやピーマン、玉ねぎやニンニクと一緒にオリーブオイルで軽く炒めた後、トマトソースで煮込みます。椎茸を入れると歯ごたえも加わって食べごたえも増します。
皮をむいてサラダに
ズッキーニは生でも美味しい。やや皮が固いので、気になる方はピーラーで薄くむくと食べやすくなります。スライスや千切りにしてサラダに加えると、シャキッとした食感が楽しめます。
少しアクがあるので、切った後に10分ほど塩水に浸けるといいですね。
天ぷらやフリットに
衣を付けて油で揚げて天ぷらやフリットに。外側のサクサク感と、ズッキーニのホクホクとした食感の組み合わせが絶妙です。
ズッキーニには、美容に優れた栄養素であるβカロテンが含まれています。βカロテンは、油と一緒にすると吸収率が高まるので、美容効果に優れた調理法だと言えます。
味噌との相性も良い
ズッキーニは、洋風食材のように感じるかもしれませんが、味噌との相性が良く、和風にもアレンジが可能です。豚肉と合わせて味噌炒めにしてもいいし、味噌汁の具として入れるだけでも美味しい。
火の通し方で食感が変わるので、好みの固さに調節できるようになるといいですね。
いかがでしたか? ズッキーニはカロリーが低く、女性にはありがたい効果がたっぷりなので、ダイエットにも相応しい食材です。ぜひ、この夏の食卓にズッキーニを取り入れてみてはいかがでしょうか。
(料理研究家 オガワ チエコ)
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