頭痛や肩こり、鼻づまりのような身体の不調に効果のある、お灸。そんなお灸は内側から美しさを作り、身体のバランスを整えてくれる効果も隠された、女性にも魅力的な美容方法のひとつ。そこで、はじめてでも簡単・安心にチャレンジできるお灸の方法をお教えいたします。
■お灸ってどんなもの?
お灸ってなんだか難しそう……? と感じるかもしれませんが、実はお家で簡単にできる身近な温熱治療法。使われている「モグサ」はヨモギの葉っぱの裏にある綿毛を集めたもの。薬用成分があり、燃えても高温になりすぎず、安心して使用できます。また、ツボを温めることで体中の巡りをよくし、肌に潤いを与えたり、体質そのものを変えてくれると言われています。
■はじめてのお灸のポイント3つ
・ポイントの探し方
「ツン」としたり「じーん」とするような痛みが感じられたら、そこが血行不良になっているツボの場所です。撫でたりさすったりしながら、指がすっと止まるところを探しましょう。弾力がなくなってへこんでいたり、むくんだり、くすんだりしている場所、傷痕や手術痕、ペンダコも、血行が滞り冷えているツボです。
・貼り方
血行不良のツボを見つけたら、サインペンなどで印をつけましょう。ドラッグストアなどで手軽に購入できるお灸は、ほとんどがシール状になっていますので、指に台座を貼って火をつけてから、マーキングしたツボに貼り直します。
・楽しみ方
血行不良のツボは、熱さを感じにくくなっているので「気持ちいい熱さ」がじんわりと伝わってきます。火をつけてから3分ほどで煙はなくなりますが、モグサの成分がいきわたっているので、台座が冷めるまではじんわり感を楽しみましょう。熱さが感じられなかったら、同じ場所に2~3回繰り返すと、血行が和らいでいくのを感じられます。
■はじめてでも安心!ツヤ肌に効くツボ3つ
1.合谷(ごうごく)
親指と人差し指の付け根の骨から、少しだけ人差し指のほうに動かした部分。首から上の血行不良を解消してくれるので、顔全体をキュっと引きしめる効果が。
2.陥谷(かんこく)
足のひとさし指と、中指の間にある関節部分を少し越えたあたりのへこんだ部分。胃腸と、たるみやすい頬やまぶたの下を整え、ツヤ肌に。3.大都(だいと)
足の親指の付け根の側面のふくらみから、少しだけ親指方向にあるへこんだ部分。胃腸を整え、むくみ・くすみを解消して顔色スッキリ。
お灸タイムは、一日の終わりなどリラックスできる時間がベストです。ただ、入浴の前後1時間は火傷の原因になりますので避けるようにしましょう。お灸に慣れてきたら、様々な身体の不調に合わせたツボを探してみてくださいね。
(つやプラ編集部/model:shiho)
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【参考】
※お灸でリフトアップ – せんねん灸
※せんねん灸お灸ルーム(著)『美顔・美ボディ 美容お灸』(講談社)