眠い時や、シャキッとしたい時にコーヒーやエナジードリンクを飲むという人も多いのでは?
確かにカフェインには覚醒作用があるため、睡眠を抑制して脳を活性化する働きがあると考えられていますが、過剰に飲めばデメリットも。最近ではカフェインの過剰摂取によるさまざまな症状も問題視されています。
ベジ活アドバイザーの筆者が、カフェインの摂り方のポイントをご紹介します。
■カフェインのメリット
覚醒作用
カフェインのメリットとして広く知られているのが「覚醒作用」ですよね。カフェインの摂取後、15~20分後くらいから血中濃度が増して覚醒効果を発揮することがわかっています。
この原理を利用して15分~20分程度の仮眠をとると、脳の認知機能が高まるそうです。
脂肪燃焼効果
カフェインには体内で脂肪を燃やして熱をつくる、褐色脂肪細胞を活性化する働きがあります。
■カフェイン入り飲料を飲む時のポイント
カフェインの過剰摂取による症状
中枢神経系の刺激によるめまいや心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症、下痢、吐き気などの症状をもたらす可能性もあるようです。
カフェインの許容量とは
カフェインの一日当たりの摂取許容量については、個人差が大きいことなどから、日本でも国際的にも実は設定はされていません。
妊娠中においては、世界保健機関(WHO)が2001年にカフェインの胎児への影響はまだ確定はしていないとしながらも、妊婦に対しては、コーヒーを1日3から4杯までにすることを呼びかけるということもしています。
妊婦でなくても、カフェインの摂りすぎには注意しましょう。
どんなものにカフェインが含まれているのか
カフェイン濃度
コーヒー:60mg/100ml
紅茶:30mg/100ml
煎茶:20mg/100ml
カフェインを多く添加した清涼飲料水:32~300mg/100mL
エナジードリンクは量に注意
カフェインを多く添加した清涼飲料水は製品によって、カフェイン濃度や内容量が異なるので注意しましょう。
エナジードリンクなどは、製品によっては1本当たりコーヒー2杯分に相当するカフェインを含むものもあるので、他のカフェインを含有する製品と一緒にとらないことや、1日に何本も飲まないように注意してください。
カフェインは、覚醒作用や脂肪燃焼作用などのメリットがもあるもの。眠いからといって過剰に摂ることがないようにしたいですよね。
(ベジ活アドバイザー・生井理恵)
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【参考】
※食品に含まれるカフェインの過剰摂取について – 厚生労働省
※カフェインの過剰摂取は危険 – 保健指導リソースガイド
※カフェイン – わかさ生活
※20分の仮眠が脳を活性化する コーヒーを飲んでから寝ると効果的 – 保健指導リソースガイド
※(2017)『日経ヘルス 2017月8月号』(日経BP社)