身体の冷えがつらい季節になると、「温活」は重要なテーマになりますね。
身体を温める食材として、誰もが思い浮かべるのは「生姜」です。色々な料理に生姜をプラスすることで、身体が芯から温まるのを実感された方は多いことでしょう。
今回は、そんな生姜の中でも身体を温めるパワーがとても強い「金時しょうが」についてご紹介します。
■「金時しょうが」は辛味と香りが格段に違う!
「金時しょうが」と一般の生姜との違いは、辛味と香りが格段に強いことです。
また、栽培方法も異なります。「金時しょうが」は繰り返し同じ土壌で栽培せず、一度使用した畑を7年間使わないという特徴があります。
■強い辛味と香りこそ「身体を温めるパワー」
金時しょうがの強い辛味と香りは、辛味の成分であるジンゲロールとショウガオール、香りの成分のガラクトンが大変豊富に含まれているため。そしてこれらこそ、身体を温める頼れる成分なのです。
ちなみに、鮮やかな赤が印象的なはじかみ(矢生姜)は、金時しょうがを種にして生育したものです。
■生のものやパウダータイプでも!手軽な温活レシピ3つ
金時しょうがは、生のものやパウダータイプのものなどで摂ることができます。飲み物、常備菜、煮物と、簡単にできる温活レシピをご紹介します。
(1)金時しょうがの甘酒
寒い朝に最適。風邪のひきはじめにもおすすめです。
材料(1人分)
・酒粕 50g
・砂糖 大さじ2
・金時しょうがパウダー 小さじ1/3
・豆乳または牛乳 300cc
作り方
(1)酒粕は細かく切ります。
(2)鍋に酒粕、豆乳、砂糖、金時しょうがパウダーを入れ、酒粕が溶けるように混ぜながら弱火にかけます。
(3)沸騰直前で火からおろして完成です。
(2)金時しょうがジャム
作っておくと、お湯割り、トーストなどに色々使えて便利。魚や肉料理のアレンジにも!
材料
・金時しょうが 200g
・砂糖 200g(お好みで増減を)
・水 300cc
作り方
(1)金時しょうがは皮をむかずに、粗く切っておきます。
(2)(1)と水をフードプロセッサにかけます。
(3)(2)を鍋に移して弱火にかけます。砂糖を加えて、焦げないように木べらで下からかき混ぜます。20分ほど煮つめれば完成です。
※肉じゃが、ビーフシチュー、ミートソースの隠し味に使うと、風味が豊かになります。
(3)金時しょうがと鶏のさっぱり煮
スパイシーな香りが、鶏のコクと好相性。食欲のないときでも箸がすすみます。
材料(2人分)
・手羽元 6~8本
・金時しょうが ひとかけ
・大根 1/3本
・砂糖 大さじ1/2
・しょうゆ 大さじ2
・みりん 大さじ1
・酢 大さじ2
・酒 100cc
・水 400cc
・ごま油 少々
作り方
(1)金時しょうがは、皮をむかずに輪切りにします。
(2)鍋にごま油をひき、(1)を入れて炒めます。香りが出たら手羽元を入れてさらに炒めます。
(3)手羽元の色が変わりはじめたら、いちょう切りにした大根を入れて炒め合わせます。
(4)(3)に水と酒を入れて煮立てたら、砂糖、しょうゆ、みりん、酢を入れ、蓋をして、弱火で20分ほど煮込みます。
(5)そのあと、蓋をはずして煮汁が少し飛ぶように5分ほど煮れば完成です。
これからやってくる寒い日々も、口にするだけで温かくなれるアイテムがあれば安心。つらい冷えは、身体の中から美味しく撃退しましょう。
(ウエルネス&ビューティーライター ユウコ<br「脂肪燃焼ダイエット」「ハッピーラッキー美人の秘密2」など、これまで4冊の自著を刊行。食、メンタルケアなどを通じて生活と人生の質を高めるメソッドについて、多方面にて執筆中。ブログも毎日更新中。)
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【参考】
※しょうが – わかさ生活
※ジンゲロール – わかさ生活