2018年、食のトレンドとして注目を浴びそうなものに「ゆるベジタリアン」があります。
「ゆるベジタリアン」とは、厳格でなく、ゆるいルールの菜食生活のこと。ゆるいルールなら、トライすることもできるのではないでしょうか。
そんな「ゆるベジ」に興味津々のあなたに、ローフード・マイスターの筆者が、無理なく、美味しく野菜中心の食生活を送るヒントをお伝えします。
■動物性の食品を減らすと疲れにくくなる!?
ベジタリアンと言えば、肉や魚、卵を食べないというイメージがありますが、すべてカットしなくても、まずは減らしてみるだけでOKです。
最初に実感するのが、身体が疲れにくくなることです。動物性の食品は、消化するためにたくさんのエネルギーを必要とするからです。
■野菜や果物の摂取量が増えて腸内環境も改善
ゆるベジ生活をはじめると、特に心がけていなくても、肌の調子がよくなったり、体重が減ることがあります。
野菜や果物を食べる量が増えることで、ビタミンやミネラル、食物繊維の摂取量も増え、腸内環境がよくなったためです。
■「ゆるベジ」生活を実践するうえで心がけたいこと5つ
菜食中心の生活をはじめると、身体に快適な変化が起こるため、野菜と果物だけとっていればいいと、無理な食生活を送ってしまう方もいます。
それでは身体に必要な栄養素が足りなくなります。野菜や果物以外の食材も、きちんととってください。
ゆるベジ初心者の方に、ぜひ心がけていただきたいことをご紹介します。
(1)植物性のたんぱく質をしっかりとる
菜食生活で心配なのは、たんぱく質が不足することです。
肉や魚、卵を減らした分、大豆や納豆、豆腐、油揚げなどの植物性のたんぱく質をきちんととっていきましょう。特に、豆料理のレパートリーを増やすことをおすすめします。
ぜひストックしていただきたいのが、「レンズ豆」です。水戻しの必要がないので、そのままスープに入れて煮込んだり、茹でてサラダに加えるなど、とても手軽に調理ができます。
(2)間食にはナッツ類がおすすめ
野菜中心の食生活をはじめると、お腹が空きやすくなる方も多いようです。そんなときの間食には、ナッツ類が最適。
コンビニで手軽に買えるアーモンドやカシューナッツには、便秘改善や貧血予防が期待できます。甘いお菓子に手を伸ばすなら、食べごたえがあり、お腹にたまるナッツ類が正解です。
(3)種子類に親しむ
ナッツと並んでとっていただきたいのは、「種子類」です。ヒマワリの種やかぼちゃの種などは、ビタミン、ミネラルが豊富で、栄養の宝庫です。
サラダやヨーグルトにトッピングしても美味しくいただけます。
(4)上質な油脂類をとる
フレッシュな野菜は、質のよいオイルで調理してください。
ω(オメガ)-3が含まれた、「亜麻仁油」「えごま油」でドレッシングを作っていただきましょう。美肌効果、アンチエイジング効果が期待できます。
果物にえごま油をかけていただくのも、風味が増し、とても美味しい食べ方です。
(5)外食の際は好きなものを楽しむ
家族や友人などと楽しむ外食の時は、思い切り好きなものを楽しんでください。
それこそがゆるベジタリアンのいいところ。時には羽目を外すことも、ゆるベジ生活を続けるために必要なことです。
焼き肉などを充分に楽しめば、また野菜中心の生活に戻りたくなる効果も!
ゆるベジタリアンをはじめると、「野菜不足」の悩みがなくなるのは嬉しいことです。心も身体も軽やかになる無理のない菜食生活で、2018年の美と健康を、美味しく磨いてくださいね。
(ウエルネス&ビューティーライター ユウコ
「脂肪燃焼ダイエット」「ハッピーラッキー美人の秘密2」など、これまで4冊の自著を刊行。食、メンタルケアなどを通じて生活と人生の質を高めるメソッドについて、多方面にて執筆中。ブログも毎日更新中。)
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・止まらない食欲に!栄養士が教える「食べ痩せ」ポイント3つ
【参考】
※成分情報 アーモンド – わかさ生活
※成分情報 カシューナッツ – わかさ生活
※成分情報 ヒマワリの種 – わかさ生活
※成分情報 ω(オメガ)-3 – わかさ生活