「年々、頬の弾力が衰え、しぼんでいる」という顔のお悩みを解消する「顔ヨガ」を、顔ヨガインストラクターの筆者がご紹介します。
■表情筋が衰えると、皮膚も毛穴も下向きに!?
お顔の筋肉=表情筋は、ほとんどが「皮筋」(ひきん)であり、1つ1つがとても細かい筋肉なので、加齢とともに衰えやすく下がりやすいです。
そして、筋肉が下がるとその上に乗っている皮膚も一緒に下がり、顔全体がたるみます。このたるみが、ほうれい線やゴルゴライン、ブルドッグラインを生み、顔がどんどん老けていってしまいます。
ですが、表情筋は「小さい」筋肉なので、衰えやすい反面、鍛えやすいというメリットがあります。
(1)きゅっと上向き頬に導く顔ヨガ「ビックリスマイル」
頬が高い位置にあることは「若見え」の必須条件です。
目を見開きます。この時、眉毛が上がっておでこにシワが入らないように気をつけましょう。
そのまま、上の歯だけを8本見せられるように頬を持ち上げて、スマイルをつくります。この時、下唇や下あごに力が入らないように気をつけましょう。頬がしっかりと持ちあがった状態で、鼻呼吸をしながら10秒キープします。
(2)口輪筋を鍛える顔ヨガ「フグの顔」
口の周りの筋肉「口輪筋(こうりんきん)」は、表情筋全体の70%とつながっています。口輪筋が衰えると、表情筋全体が下がってしまいます。
ご紹介する「フグの顔」のポーズは、効率的かつ、簡単に口輪筋を鍛えられ、先ほどご紹介した「ビックリスマイル」でできた鼻の横のシワを消してくれるポーズです。
最初から最後まで唇を閉じつづけた状態で行います。
(1)唇をしっかり閉じた状態で、頬にたくさんの空気をためて10秒キープします。
(2)右側に空気を移動させて10秒キープし、その後、左側に移動させて10秒キープします。
(3)鼻の下に空気を移動させて、10秒キープします。
(4)あごに移動させて、10秒キープさせましょう。
この2つの顔ヨガを5回づつ繰り返すと、頬の位置が高くなり、健康的なハリが出てくることを期待できます。本気で行うとかなりきつい顔ヨガですが、頬にハリが出たと実感できると嬉しいですね。寝起き顔や夕方の疲れ顔にハリを出したい時におすすめです。
(ヨガインストラクター 千葉ゆか
漫画家/イラストレーターを経てヨガインストラクターに転身。高津文子式フェイシャルヨガインストラクター。二児の母。子連れOKなヨガ×顔ヨガクラス「nicomum-yoga&facial yoga」主宰。)
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