繰り返す「大人ニキビ」は、間違ったスキンケアをしていることが原因である可能性があります。
美容家やコスメコンシェルジュのプロとして年齢に合わせた美を提案する筆者が、大人ニキビの対処法についてご紹介します。
■思春期ニキビと大人ニキビは、できるところが違う?
思春期ニキビはオイリー肌の方がなりやすく、主に皮脂量が多い額や鼻を中心に顔全体にできるのが特徴です。
一方、大人ニキビは乾燥肌にできることが多く、頬やフェイスライン、口周り、あごなどの顔下半分を中心にできるのが特徴になります。
■大人ニキビはなぜできる?
大人ニキビは思春期の時にできるニキビと違って、ストレスや睡眠不足、不規則な生活などによる免疫力の低下やバリア機能の低下などによって起こります。
季節に関係なくできるので、ニキビができる原因を見直し、改善する必要があります。
■「大人ニキビの対処法」5つ
(1)炎症を抑える
大人ニキビはなるべく悪化させないことが大切なので、抗炎症作用や殺菌作用のある化粧品を使うことがおすすめです。
ただし、赤くなって炎症を起こしている場合は、自己判断でスキンケアをするとさらに悪化してしまうこともありますので、皮膚科に相談することが望ましいでしょう。
(2)しっかり睡眠をとる
睡眠不足は免疫力低下につながりますので、できるかぎり睡眠時間を確保できるように、生活リズムを見直しましょう。
(3)洗いすぎは厳禁
毛穴に皮脂がつまらないように洗顔することは大切ですが、洗いすぎると逆に肌の水分や油分バランスが乱れて、ニキビが悪化してしまうこともあります。
洗顔は1日2回までにして、やさしく洗うことが大切です。また、洗顔後はしっかり保湿ケアをしないと、かえって乾燥が進んでしまいますので注意しましょう。
(4)「ノンコメドジェニック化粧品」を使う
コメドは、毛穴に皮脂やメイクがつまった状態をいい、ニキビになる一歩手前の状態です。ノンコメドジェニックは、そのコメドが生じにくい化粧品のことをいいます。
普段のメイクでも、ニキビの原因となりにくい化粧品を使うことで、悪化を防ぐことができますよ。
(5)週に1回はピーリングをする
古い角質が蓄積するとターンオーバーが上手くできず、毛穴がふさがってしまう原因にもなります。「AHA」や「サリチル酸」などのピーリング成分が効果的ですので、週に1回は角質ケアをすることをおすすめします。
ただし、ニキビ肌が炎症を起こしている時は、ピーリングが刺激になって悪化の原因になりますので、ニキビの状態に合わせて行うようにしましょう。
大人ニキビは、生活習慣の見直しや普段の洗顔、スキンケアで改善できます。まずは、自分ができるものから見直してみてはいかがでしょうか。
(ヘアメイク/美容講師/コスメコンシェルジュ/ライター/美容師 mayu3)
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