梅雨から夏にかけて「なぜか肌荒れしやすい」という人って多いと思います。
梅雨特有の花粉が原因の場合もありますが、高温多湿な梅雨はそれ以外にも肌荒れの要素がある季節です。
エステティシャンの筆者が、梅雨の肌荒れ対策をお伝えしていきます。
肌が丈夫な方は予防のために、赤みやかゆみ、ひりつきなどの敏感になりやすい人やニキビや毛穴、皮脂トラブルなどにお悩みのオイリー傾向の人は、早めの対策をしてみてくださいね。
■パフ、ブラシなどのメイク道具の洗浄
湿度や気温が上昇すると、いつも以上に雑菌が繁殖しやすくなります。肌に直接触れるメイク道具、とくにファンデーションのパフやチークブラシなどの衛生面には注意が必要です。
雑菌が繁殖している道具でメイクをしても、きれいになれる気がしませんよね。そればかりか、肌荒れの原因にもつながることがあります。
週に2回は洗浄しましょう
もちろん、年間を通してメイク道具は清潔を保ちたいのですが、とくに梅雨から夏は気温と湿度の上昇で雑菌が繁殖しやすいのに加え、私たちの皮脂や汗の分泌も盛んな時です。理想は毎日洗うことですが、むずかしくても週に2回はパフやメイクの洗浄をしましょう。
こまめに洗う時間がない人は、パフやスポンジの替えを用意してみてください。休みの日にまとめて洗うと良いでしょう。
■枕やシーツはこまめに変える
枕やシーツはこまめに変えることは、上記と同じ理由で雑菌の繁殖を防いだり、カビやダニによるアレルギーや肌荒れの回避につながります。
筆者のエステサロンのお客様のなかには、枕シーツをこまめに交換しただけでニキビが減ったという人もいらっしゃいます。
とくに、「いつも身体の左右どちらかを下にして眠り、下にした側だけニキビや肌荒れができる」という人は、寝具の清潔が問題な可能性が高いです。しょっちゅう洗濯するのが面倒な人は、枕をタオルで巻き、こまめにとり替えるとラクですよ。
■冷たい飲み物の飲みすぎ
湿度や気温があがると、どうしても冷たい飲み物が飲みたくなりますよね。
しかし、冷たい物を飲みすぎると、身体が冷えることからむくみやすくなったり、睡眠の質の低下にもつながります。睡眠の質が低下することで皮膚温度が下がり、肌トラブルや毛穴詰まり、黒ずみになることもあります。また、皮脂分泌が活発になりニキビが増えることもあるでしょう。
梅雨の時期は冷たい飲み物はなるべく控え、どうしても飲みたい人は昼間だけにして睡眠の質を守りましょう。「湯船に浸かって上がった体温が下がるタイミングで就寝する」「スマホやTVを寝る前は控える」などの習慣をつけて睡眠の質を上げることが、肌荒れしにくい健康美肌につながります。
季節を味方につけるには、肌荒れを予防する環境や習慣づくりが大切です。できることから、始めてみてくださいね。
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松麻美
自身のニキビ・激太りから容姿コンプレックスに陥り根暗な10代を過ごす。綺麗になるためエステの道へ。「綺麗になる」を通し心や人間関係、人生まで前向きに変わって行く経験を人に伝えるため美容家として活動中。)
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