湿度と温度どちらも高く、肌がベタベタとする季節です。暑いなか入ったカフェのアイスコーヒー、仕事終わりのキンキンに冷えたビール、お風呂上がりのアイスなど、冷たいご褒美が美味しいですよね。食事も、そうめんや冷しゃぶなどの冷たくてさっぱりしたものを欲すと思います。
過剰に摂取しなければ問題はないのですが、冷たいものをとりすぎてしまったり、冷房や薄着など身体を冷やす要因の多い環境は注意する必要があります。
外気温は暑いけれど、身体は冷えている。そうなると胃腸の調子を落としたり、くすみやクマなどの肌荒れやプチ不調におちいることもあります。また、夏は乗り切れても秋冬に身体が悲鳴をあげるはめにもなりかねません。
エステティシャンの筆者が、意外と冷える夏に意識したいことや対策をお伝えします。
■冷たいものをとりすぎない
定番ですが、やはり大事なのは冷たいものをとりすぎないことです。胃腸が冷えると胃が弱い人は痛くなったり、人によっては手足が冷えや内臓の冷え、血行不良からくすみ、クマ、肌荒れにつながることもあります。
夏場に冷えたものを全くとらないことはむずかしいけれど、「冷たいものは1日1杯まで」「冷たい飲み物は食後だけ」など、タイミングやルールを設けると良いでしょう。
また、そうめんなどの冷たいものを食べる時は、身体を温める作用のある「ネギ」や「生姜」などの薬味を加えたり、普段から根菜類を積極的にとるようにしましょう。
もともと冷え性の人は朝にスムージーを飲むと余計に身体を冷やすので、味噌汁やスープにかえるなど、できるところから工夫してみましょう。
■冷房の効いた部屋では、羽織ものを常備
「電車や職場、休憩やアフターファイブで入ったレストランの冷房が寒くて凍えそう」という経験はきっと誰でもありますよね。夏は薄手の羽織やストールなどを持ち歩くと、いざという時ひざや肩にかけて寒さから身体を守ることができます。
日焼け対策にもなり、一石二鳥です。急な冷えから身体を守るために、バッグに羽織りかストールを入れておきましょう。
■身体を動かす
冷えに悩む女性は、「筋肉不足」の場合が多いです。筋肉がなければ熱は生まれにくいです。大きな筋肉から鍛えると冷えに効果的なので、太ももやお尻などの筋トレを日常にとり入れてみてはいかがでしょうか。
また、暑い季節は汗をかくからと、つい活動量が減ってしまうこともあると思います。近距離ならタクシーに乗らず、エスカレーターではなく歩いたりと、できるだけ身体を使いましょう。
お風呂に浸かったり温かいものを飲んだ時に気がつく「あれ、私冷えているのかも」という感覚。その感覚を無視せずに、夏冷えを予防していきましょう。上記以外にも、湯船に浸かったりよもぎ蒸しや岩盤浴と対策はさまざまです。できることから生活のなかにとり入れてみてくださいね。
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松麻美
自身のニキビ・激太りから容姿コンプレックスに陥り根暗な10代を過ごす。綺麗になるためエステの道へ。「綺麗になる」を通し心や人間関係、人生まで前向きに変わって行く経験を人に伝えるため美容家として活動中。)
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