これからの季節気になるのが紫外線。紫外線ダメージはシミの原因となるだけでなく、肌を支える「コラーゲン」を破壊し、加齢による老化現象に上乗せする形でたるみやシワを引き起こします。そこで、日焼け止めなどの外からのケアに加え、内側からも紫外線とシワの予防に役立つ食べ物を3つご紹介します。
■日焼け&シワ予防に役立つ食べもの3つ
(1)豆腐や豆乳など大豆製品
大豆に含まれる「イソフラボン」には、女性ホルモンである「エストロゲン」と同じ様な働きをする効果があります。エストロゲンはコラーゲンやヒアルロン酸を生成し、肌をなめらかに美しく保つ為に欠かせないのですが、年齢を重ねると減少してしまいます。
イソフラボンを補うと、抗酸化作用で紫外線やストレスにより発生するコラーゲン分解酵素を抑制し、しわやたるみを改善できると考えられます。エストロゲンの過不足を整えるためにも、積極的に摂りたい食品なのです。
(2)クコの実(コジベリー)
サティス製薬の研究によれば、クコの実エキスには優れた美白効果や抗酸化効果、そしてコラーゲンを分解する酵素を抑制する働きなど、たくさんの美容効果があるのだとか。また、コラーゲンの分解を抑制するだけでなく、コラーゲンの原料となるアミノ酸「ヒドロキシプロリン」を合成し、コラーゲンを増加させる作用もあるため、シミやシワ予防には是非ともこまめに食べておきたいところ。
(3)トマト
トマトに含まれる「リコピン」には、シミの元となるメラニンをつくる酵素の働きを抑制し、日焼けによるシミや肌のごわつきを抑える効果があります。また、コラーゲンの生みの親「線維芽細胞(せんいがさいぼう)」に働きかけ、紫外線ダメージによるコラーゲンの減少を抑え、量を増加させる働きがあるのだとか。リコピンは美白に効果的と思われがちですが、シワ予防にもおすすめなんです。
近畿大学の山田教授によれば、紫外線は浴びた直後に肌ダメージを起こすだけでなく、紫外線を浴びた数時間後にもダメージが大きくなることが明らかになってきたのだとか。紫外線を多く浴びてしまった! と思ったら、すぐにこれらのものを食べて、日焼けとシワを予防したいですね。
(美養フードクリエイター 岩田 麻奈未)
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【参考】
※イソフラボン – わかさ生活
※クコの実エキスの新たなるアンチエイジング作用を発見 – サティス製薬
※リコピンにシワ予防効果が期待 – カゴメ