広がりやすく、うねりやすいクセ毛も、やり方次第では今風の外ハネが簡単に作れます。
美容師やヘアメイクのプロとして年齢に合わせた美を提案する筆者が、ハンドブローでできる「今風、外ハネテクニック」をご紹介します。
■クセ毛を外ハネにするための鉄則4つ
(1)ブローする前にしっかり髪の毛をぬらす
クセ毛はパーマと違って、水にぬれるとストレートになりやすくなります。
そのため、クセをリセットして外ハネにするためには、一度髪をぬらしましょう。根元からしっかりぬらすことが大切です。
毛先だけぬらす方もいますが、その場合は根元のうねりがそのままなので、外ハネがうまくできません。毛先からポタポタと水がしたたらない範囲を目安に、しっかりと濡らしましょう。
(2)根元の髪は、顔側に向かって乾かす
髪がぬれた状態で、最初は全体的にドライヤーをあてながらまんべんなく乾かします。8割くらい乾いてきたら、髪の根元から中程までのみを、顔側方向に向かって手グシでとかしながら乾かします。
こうすることで根元のクセが直り、広がりを抑えることができます。毛先は別のやり方で外ハネにするので、毛先以外の部分を完全に乾かすイメージで乾かします。
(3)毛先を外ハネにする
根元から中間までがまとまったら、次に毛先を外ハネにします。髪の毛の内側に手をセットして、表面に指が出るようにします。
そのまま、指で外に跳ねるように髪の毛を反り返らせます。
この時、ドライヤーの風が下から上に向かってあたるように下からドライヤーをあてます。
3秒くらいあてたら、ドライヤーを髪からはなして数秒冷まします。
これを何回か繰り返すと外ハネの形がしっかりついてくれますので、しっかり外ハネにしたい方は回数を多めに行いましょう。
根元から中間を完全に乾かしている時に毛先が完全に乾いてしまって外ハネがしづらい場合は、もう一度毛先部分だけを湿らせるか、ドライヤーを使う前に毛先を中心に、熱から髪の毛を守るヘアオイルなどをつけておくといいでしょう。
(4)スタイリング剤をつける時も、外ハネを意識してつける
ハンドブローで外ハネにしたら、外ハネを崩さないようにスタイリング剤をつけることが大切です。
スタイリング剤を手の平で馴染ませ、指にもスタイリング剤がつくようにしっかりと手全体に馴染ませましょう。
その後、ハンドブローと同じように髪の毛の裏側から指を通し、手グシで外ハネをキープさせながらつけます。最後に、手に残ったスタイリング剤を髪の毛の表面にもつけたら完成です。
■パーマ風のウェーブ感がポイント
表面をストレートにしたい時は、手グシでストレートにしながらスタイリング剤をつければOKですが、今回はあえて、パーマ風のウェーブ感を出すために、髪の毛の表面も揉み込むようにスタイリング剤をつけています。
クセ毛の方は、やり方次第で外ハネが簡単にできますし、キープ力もあります。「ブローする前のぬらし方と乾かし方」「スタイリング剤のつけ方」を抑えれば、手だけでも外ハネにできますので、ぜひ試してみてください。
(ヘアメイク/美容講師/コスメコンシェルジュ/ライター/美容師 mayu3)
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