2015年05月17日
ダイエット・美髪に◎!欧米で話題「アマランサス」の食べ方
欧米ではその栄養価に注目が集まり、薬効を備えていると研究発表がされるほど実力派の雑穀「アマランサス」。日本でもTVや雑誌で話題の雑穀です。実はアマランサスの調理法はとっても簡単! 豊富な栄養価を知り、さらに気軽に毎日の食事に摂り入れてみましょう!
■「アマランサス」とは?
アマランサスとは、紀元前5,000年頃の遺跡からも種子が発掘されているほど、その歴史は深く、アステカやインカでは神様への供え物であったと言われています。アマランサスは、他の雑穀に比べて、エネルギー値は同じであるにも関わらず、タンパク質とミネラル含有量や質が群を抜いて優れています。白米と比べてカルシウムが32倍、食物繊維が15倍、マグネシウムが12倍、リンやカリウム含有量も含有量が多いとされるあわやひえの倍含まれています。アマランサスは、そのバランス取れた栄養価から、食物アレルギーにも効果があると注目されており、国内外で研究・分析が進められています。
■アマランサスの嬉しい効果3つ
(1)アンチエイジング効果
豊富な栄養価を含むアマランサスは、年を重ねると衰えてくる皮膚の再生に力を与え、また毛髪の再生にも力を与えてくれるので美しい髪を作ってくれます。さらには、代謝を促す「美」を作る栄養素も多く含まれるので、身体の巡りを良くし、不要な毒素を排出してくれます。
(2)脂肪燃焼効果
脂肪肝を防ぐメチオニン、フェニルアラニンもたっぷり含まれており、ダイエッターに嬉しい雑穀です。
(3)健康的に長生き!?長寿効果
今、医師の間では、身体を錆びつかせない長寿の秘訣として、体内の「アディポネクチン」量を増やすことを勧めています。実はアマランサスは、体内のアディポネクチンの量を増やす食材として認められており、健康的な身体を作る上で医師が認めるオススメ食材となっています。
■簡単!アマランサスレシピ
雑穀と聞くと、「調理が難しそう」なんてイメージがありますが、アマランサスはどんなお料理にも簡単な下ごしらえで加えることができ、万能調味料のように活用できます。ごはんだけでなく、サラダや炒めもの、揚げ物のころも、スイーツなど、様々なものに加えて気軽に摂ってみてください。
(1)茶漉しに入れたアマランサスをサッと洗ってゴミを落とす。
(2)(1)をひたひたのお水に30分浸ける。
(3)(2)にラップをかけ、5分間レンジで温める。
(4)(3)のラップを取らずに5分間そのまま蒸らして、軽くかき混ぜたら下ごしらえの完了です!
オススメは、「アマランサスのポテトサラダ」。ポテトサラダ1人前に大さじ1杯の下ごしらえの済んだアマランサスを加えるだけ。モチモチでプチッとした食感がタラモサラダのようで、コクが出てとっても美味しくなりますよ!
その他、サラダドレッシングに下ごしらえの済んだアマランサスを加えたり、クルトン代わりにアマランサスを散らしたり、野菜炒めに加えたり、下ごしらえ済みのアマランサスはどんなおかずと合わせても相性抜群なので、ぜひ試してみてくださいね。
(お米・雑穀マイスター/薬膳インストラクター/発酵食専門家 澁谷梨絵)