乾燥が気になる季節になると目に入るのが、保湿力の高いとろみ系化粧水ですよね。しかし一方で使いながら、肌の表面で留まって浸透していないような感じがする方もいると思います。
コスメコンシェルジュの筆者が、とろみ系化粧水をしっかり肌に浸透させて、よりうるおわせるテクニックをご紹介します。
■とろみ系化粧水の特徴
とろみ系化粧水の多くは、「セラミド」や「ヒアルロン酸」「コラーゲン」などが配合されているので保湿力が高く、粘度も高いことが特徴です。美容液のようなテクスチャーであるところも、秋冬に人気となる理由の一つではないでしょうか。
その反面、「肌に浸透していないような気がする」「膜が張っているみたいでベタつきが気になる」そういった声もよく聞きます。そこで、まずはとろみ系化粧水の間違ったつけ方を見ていきましょう。
とろみ化粧水のNGの塗り方3つ
(1)さらさらとした化粧水と同じように、一度に使う量のすべてを手のひらに出してつけている。
(2)軽くなでるようにして塗っている。
(3)仕上げの乳液やクリームをつけていない。
この3点に心当たりはありませんか?
■とろみ化粧水の効果的な塗り方
とろみ系化粧水の浸透力を高めるテクニックをご紹介します。
(1)適量を数回にわけて塗る
化粧水をつける時に、「コットンを使う」のと「手のひらでつける」のでは、どちらが正しいと思いますか? その答えは「パッケージに書いてある通りにつける」。これが最も効果的なつけ方です。
化粧水のボトルの裏面を確認してみましょう。一回分の適量も記載されていますが、その量を一度につけると肌なじみが悪く感じてしまいます。
ボトルから少量ずつ出し、何度か繰り返して塗ることによって、浸透していきます。
(2)ハンドプレスで浸透させる
次に試してほしいことが「ハンドプレス」です。化粧水を数回にわけて塗ったら、手のひらで顔を包み込むようにやさしく押します。
強く押したり、こすったりすると肌はいたんでしまいます。やさしく丁寧にプレスしましょう。
(3)肌にフタをする
ハンドプレスをした後の肌はうるおいで満たされているので、手のひらに吸いつくような感触になります。そこで安心してケアを途中で止めると、せっかく与えた水分が蒸発してしまいます。
最後に、必ず乳液やクリームでフタをしましょう。こうすることで、うるおいが長時間つづきます。
いかがでしたか? 少しの手間をかけることで、とろみ系化粧水の浸透はぐんと良くなります。乾燥が気になる季節も、うるおいのある弾むような肌を目指しましょう。
(美容ライター/コスメコンシェルジュ/ナチュラルビューティスタイリスト 稲毛登志子
日本化粧品検定1級を取得後、複数のwebメディアで記事を執筆。「女性はいつでも、いつまでも輝き続けられる」をモットーに情報を発信中。)
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