お酒を飲んだ翌日や疲れが溜まってきた時、目がしっかりと開かずに人相の悪い目元になってはいませんか?
年齢にかかわらず、むくみで目がどよんとすることはありますが、年齢や疲れで筋肉が硬くなり動きが悪くなることで、目がぱっちりと開かないこともあります。
特に、スマホやパソコンを使用する時間が多い人や、猫背で前傾姿勢をとることが多い人は要注意です。
エステティシャンの筆者が、ぱっちりとした目に導く簡単セルフケアをご紹介します。
■目元のツボ押し
一番手軽な方法で、メイクの上からも比較的やりやすいのが「目元のツボ押し」です。
写真の赤丸部分、眉頭のすぐ下の少しへこんだところの「攅竹(さんちく)」というツボを、親指の腹でゆっくりと上に3秒ほど押し上げます。そして、ゆっくりと3秒ほどかけて圧を弱めます。
また、メイクがとれても大丈夫なのであれば、眉毛を親指と中指で挟み軽くマッサージすると、眼精疲労からくる目の重さをやわらげてくれます。
■おでこのマッサージ
親指以外の4本指を使って、おでこにある「前頭筋」をほぐしていきます。
前頭筋は、眉毛の上から頭にかけて走っている筋肉で、ぱっちり目に導くために関わる筋肉です。この筋肉が強張ったり衰えたりすると、目が小さく見えたり左右差がでたりする場合があります。
摩擦のあるマッサージだと肌の負担になることもあるので、指の腹で圧をかけながら、スライドはさせずに円を描くようにマッサージしていきます。この動作を3箇所、3セット行いましょう。
痛気持ちいいくらいの強さで行ってください。赤みなどが出る場合は、回数を減らしましょう。
■頭皮のマッサージ
耳の上、頭の側頭部にある「側頭筋」をほぐします。噛み締めや歯軋りなどのクセがある人は、この部分が張っていることが多いです。
側頭筋が強張ると、目もとのたるみやフェイスラインの崩れなどにもつながってしまいます。美容室などで「頭皮がこっていますね」といわれる人は、念入りにマッサージをしましょう。
写真のように、ゲンコツで軽く圧をかけながら円を描きます。もしくは、指を開きしっかりと圧をかけ、引き上げながらほぐしましょう。コロコロと転がすタイプの美顔器を持っている人はそれを使った方が疲れにくいでしょう。
短時間でできるセルフケア3つをご紹介しました。どれも簡単にできるので、疲れが気になる時に実践してみてください。
また、普段、姿勢が悪いと筋肉がこわばってしまい、たるみや目のどんより感につながってしまいます。背筋をしっかりと伸ばして、首が前に出る姿勢や猫背も改善しましょう。
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松麻美)
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