2014年08月01日
夏こそ飲んで!「トマトジュース」の驚くべきアンチエイジング効果5つ
食べてキレイ! を実践したけれど、何から始めたら良いのか判らない……という方におススメなのが『トマトジュース』。
どこでも買えて便利なだけでなく、ビューティー成分のしっかり詰まったアンチエイジング食材。とくに、紫外線の強い夏、活性酸素が体内に発生しやすい季節にはおススメです。
■『トマトジュース』のアンチエイジングパワー 5つ
(1)抗酸化力がスゴイ!
『リコピン』は、β-カロテンやアスタキサンチンなどと同じカロテノイド系の赤色色素。その抗酸化力はβ-カロテンの約2倍、ビタミンEの100倍以上と言われています。特に身体に強いダメージを与える「一重項酸素」という活性酸素を除去する力に優れています。『リコピン』は、加熱することで生のトマトの2~3倍吸収が良くなることが判っていますから、加熱して作られた『トマトジュース』は『リコピン』補給に最適!
(2)お肌を元から元気に!
お肌に潤いを与えるヒアルロン酸。株式会社カネボウ化粧品の研究によれば『アディポネクチン』には、真皮線維芽細胞のヒアルロン酸の合成を促進させる働きがあるそう。また、東京大学 門脇教授らの研究によれば、トマトに含まれる『オスモチン』と呼ばれる成分が体内で『アディポネクチン』と同じ様な働きをするとのこと。お肌に潤いが足りなくなってきた……と感じている方にもおススメ。
(3)お肌のハリもUP!
紫外線を浴びると生じる活性酸素は、コラーゲンを分解してしまいます。カゴメ株式会社の発表によれば、『リコピン』を摂取していると、紫外線を浴びても皮膚のコラーゲンを生成する元となる物質が増えるとのこと。紫外線は避けて通ることのできませんから、『リコピン』を積極的に摂りたいですね。
(4)脂肪燃焼効果も!?
京都大学 河田教授らの研究によって発見されたトマトに含まれる『13-oxo-ODA』には、脂肪の燃焼を高める効果があるとのこと。『13-oxo-ODA』は、トマトの皮の部分に多く含まれる成分ですから、皮ごと煮て作られた『トマトジュース』ならバッチリ。
(5)血液サラサラにも!?
東海大学 永井准教授らの研究によれば、トマトに含まれるサポニンの一つである『エスクレオサイドA』には、血管の壁にこびりついた悪玉コレステロールを血管の外に排出する効果があるとのこと。血液の流れが良くなると一般的に、細胞に酸素と栄養がいきわたり、お肌のターンオーバーを整える、老廃物の排出がスムーズになるなどと言われており、良いこと尽くめ!
トマトのアンチエイジングパワーってスゴイですね! お気に入りの『トマトジュース』を見つけて、食べてキレイ! を実践してみてはいかがでしょうか。
(美養フードクリエイター 岩田麻奈未)
【関連記事】
・ ブーム必至!?ダイエット・美肌づくりに◎「フルーツ麹」の作り方
【参考】
※トマトから脂肪肝、血中中性脂肪改善に有効な新成分を発見 – 京都大学
※東海大と長崎県、動脈硬化を抑制するエスクレオサイドA高含有のミニトマトを2014年中にも商品化へ – 日経バイオテクONLINE
※【機能性食品Vol.116】トマトに豊富なオスモチン、文化省COI採用「食と農」、北大はトライアルに ‐ 日経バイオテクONLINE
※美肌の最強タッグあらわる!コラーゲンを増やす成分リコピン – カゴメ株式会社
※脂肪細胞由来の善玉因子「アディポネクチン」の「真皮ヒアルロン酸合成促進作用」を発見 – 株式会社カネボウ化粧品