朝の冷え込みがきびしく、冷え性さんにはつらい季節になってきましたね。
ベジ活アドバイザーの筆者が、身体をあたためる野菜と果物を4つご紹介します。どれも朝ごはんのメニューに簡単に加えることができるものばかりです。
■身体をあたためる野菜と果物4つ
(1)ショウガ
ショウガに含まれる辛み成分「ジンゲロール」は、冷えなどで細くなった血管を拡張させる働きがあると考えられています。このことから、冷え性や身体のこわばりなどの改善が期待されている食材の1つです。
ショウガを加熱すると、ジンゲロールの一部が「ショウガオール」という熱をつくる働きをもつ成分に変化し、より身体をあたためる働きが増えるといわれています。加熱したショウガを食べると3〜4時間の保温効果が継続するそうなので、朝の紅茶やスープに加えてみてはいかがでしょうか。
(2)ネギ
冬に旬を迎える根菜は、身体をあたためる作用があるといわれています。
そのなかでも、「ネギ」は洗ってキッチンバサミでカットして料理に加えることができるので、時間がない朝のちょい足し野菜として優秀です。体温を高め血行促進させる働きが期待されているので、味噌汁やスープに加えてみましょう。
白い部分だけではなく、緑色の部分には「β-カロテン」や「ビタミンC」などの高い栄養素が含まれているので必ず活用しましょう。白い部分に含まれる「硫化アリル」は、「ビタミンB1」の吸収を助けて疲労回復に役立ちます。
(3)カボチャ
野菜のなかでも「ビタミンE」の含有量が多いカボチャ。
ビタミンEは血流促進の働きがあることから、冷え性の緩和にも有効だと考えられている栄養素です。若返りのビタミンとの別名もあり、全身の老化を予防するのでアンチエイジングにも効果が期待できる栄養素です。
朝からカボチャを調理するは時間的にむずかしいという人は、作り置きなどを上手に利用して朝食にプラスワンしてみてはいかがでしょうか。冬のキレイと冷えとりにおすすめの野菜です。
(4)リンゴ
食品のなかには、身体を温める「陽性食品」と身体を冷やす「陰性食品」があるといわれています。
リンゴは陽性食品と陰性食品の中間の食材ですが、抗酸化作用が高い「リンゴポリフェノール」や腸内環境を整える働きのある「食物繊維」などの有用成分も豊富なので朝食に加えてみてはいかがでしょうか。
身体を温める食材を朝食に加えて、冷え込む朝を乗り切りましょう。
(ベジ活アドバイザー 生井理恵)
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【参考】
※しょうが – わかさ生活
※生姜の温め効果は「加熱」がポイント – はいやく
※ネギ – JAグループ
※ビタミンE – わかさ生活
※「冷え」への対処は、原因を突き止めることから始まる – オムロン
※りんご – わかさ生活