季節、年齢、組み合わせ問わずに履けるデニムですが、オールラウンダー的存在のデニムほど、より自分に見合うものを探したいものです。
ファッションスタイリストの筆者が、40・50女性が履いてはいけないデニムの特徴をご紹介します。
■これは避けて!40・50代女性のNGデニム
柔らかいニットデニム
ニット素材のように伸縮性の高いデニムは、足のラインが目立つので着る人や着こなし方を選びます。
体型バランスも少々とりづらいので、とり入れる際には注意が必要です。
ハイライズデニム
トレンドのハイウエストデニムは、細身体型の方でもお尻周りが野暮ったく見えてしまいます。
正面から見ると美しいのですが、衝動的に購入することはさけたほうがベターです。必ずお店で試着をし、後ろのラインが大きく見えないかチェックをしましょう。
ケミカルデニム
一時期ブームとなったケミカルデニムは色の薄さやムラ感がオシャレではありますが、遊びの効いたデザインは若作り感をもたらしやすいです。
大人世代のデニムは「きちんと感」が重要なので、できれば色は濃いめのインディゴ、もしくはブラックで締めると良いですね。
■40・50代女性におすすめのデニムの選び方
ミドルライズのストレートデニム
デニムのシルエットはさまざまですが、年齢的に奇をてらわずに、シンプルなミドルライズのストレートデニムがおすすめです。
その年によって流行のシルエットは微妙に変化していきますが、そのなかでもミドルライズは定番中の定番、過度な流行遅れや着太り感を与えません。着回しにも適しているので、まずはこのシルエットで満足のいく一本を見つけてくださいね。
センタープレスデニム
中心にセンタープレスがついているデニムは、足の立体感を生み出しスタイルアップができるのでおすすめです。
カジュアルな色落ち感のあるデニムでも、センタープレスがあればワンランク上の品の良さを表現できるので、まさにつやプラ世代の女性におすすめです。
生デニム
お手入れが必要ですが、未加工状態の生デニムもおすすめです。通常、市場にあるデニムのほとんどは防縮加工が施されていますが、専門店などではのりがついたままの未加工デニム(生デニム)が販売されています。
これは一度、ご自宅で手洗いをしてのりを落とす必要があるのですが、その後履きつづけていくと、ご自身の身体に合ったシワ感が生まれ、なんともいえない特別感を味わえます。革製品と同じく、自分に合ったものを育てるデニムをとり入れることも、大人ならではの至高な楽しみ方ではないでしょうか。
誰でも手軽に履けるデニムだからこそ、顕著に差が生まれやすいです。失敗は少ない分、おしゃれにも見えにくいため、ご紹介したような細部に渡ったこだわりのあるデニムを見つけることが大切です。「サイジングに合ったもの」「素材感が美しいデニム」は、見る人を魅了します。ぜひ、デニムファッションを楽しんでくださいね。
(ファッションスタイリスト・ライター 角 佑宇子)
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