栄養価が高くヘルシーな野菜を普段から意識してとっているという人も多いですよね。野菜単品だけでもダイエットに役立ちますが、野菜のダイエットパワーを高める調味料もあるんですよ。
ベジ活アドバイザーの筆者が、相乗効果が狙える野菜と調味料の組み合わせを3つご紹介します。身近なものばかりなので、普段の食事でお使いくださいね。
■相乗効果が狙える野菜と調味料の組み合わせ
(1)酢
最近では、食事をとった時の血糖値の上がり方もダイエットには重要と考えられるようになりました。急激な血糖値上昇は過剰な「インスリン」を分泌し、糖分を脂肪として蓄積することに拍車がかかるといわれています。
血糖値の上昇をゆるやかにするためにとりたい食材と調味料があります。それが「野菜」と「お酢」です。
お酢を使った料理や飲み物(大さじ1程度でOK)を食事に加えると、食後の血糖値上昇をゆるやかにすることがわかっています。野菜に含まれる「食物繊維」にも食後血糖を抑制する働きがあることから、一緒にとることでゆるやかな血糖値上昇をが狙えるでしょう。
(2)味噌
最近、肥満をコントロールする「腸内細菌」があると話題になっています。腸内細菌は食べたものをエサにしながら体内にいつづけるので、食事内容がとても大切です。
腸内細菌のエサとなり善玉菌を増やす働きのある「水溶性食物繊維」や「オリゴ糖」は、野菜や果物に多く含まれています。発酵食品に多く含まれ、健康に有用な働きをもたらす生きた「善玉菌」を直接とることも善玉菌を増やすことに役立ちます。
「発酵食品+食物繊維+オリゴ糖」は、腸内環境を整えるベストな組み合わせです。むずかしく考えることはなく、毎日飲む味噌汁に「タマネギ」や「ゴボウ」などのオリゴ糖や食物繊維を含んだ野菜をたっぷりと入れることでも叶いますよ。
毎日の腸活で痩せやすい体質をつくりたいですね。
(3)オリーブオイル
ダイエット中に便秘になる人も多いですよね。老廃物をしっかりと排出させないと、ダイエット効果を感じにくいと思います。
オリーブオイルの主成分である「オレイン酸」は、腸の動きを活性化させるのに良いそうです。オレイン酸が大腸内の滑りを良くすることで、便秘の改善につながるといわれています。
野菜と一緒にとることで野菜の食物繊維との相乗効果が狙えそうですね。
いかがでしたか? ダイエットパワーを高めたい時にお役立てくださいね。
(ベジ活アドバイザー 生井理恵
「食べてキレイになる料理教室」主宰。食べて美人になるレシピには定評があり、企業へのレシピ提供・商品監修を多数手掛ける他、講演やセミナーも精力的にこなす。著書に「ママとキッズの楽しいベジ活」がある。)
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【参考】
※太りにくい食べ方のコツ – タニタ
※食事と一緒に大さじ一杯のお酢で、食後の血糖値上昇を緩やかに – ミツカン
※腸内細菌と健康 – e-ヘルスネット
※腸の老化を防ぐ9種の食材と栄養素 もち麦・キウイ… – NIKKEI STYLE