つやプラ世代の女性なら「更年期」というワードも気になると思います。「アンチエイジング」や「若見え」なども大切ですが、「今の年齢と身体の状態ときちんと向き合う」ということも大切なのではないでしょうか?
年齢とともに、私たちは老いていきます。特に、骨密度のピークは、なんと「20代」なんです。そして、その後は徐々に低下していきます。
最近、筆者の母は家のなかで転んで太ももの骨を骨折してしまい、救急車で搬送され緊急手術を行い2カ月間入院になりました。「家のなかで転んだだけで骨折してしまうなんて」と思うかもしれませんが、これが事実なのです。
フィットネス美トレーナーの筆者が、このようなことが起きないように「骨粗鬆症」ついてお話します。
■「骨粗鬆症」とは?
あなたは「骨粗鬆症」がどんな病気がご存知でしょうか? 簡単にいうと、骨の代謝バランスが崩れ、もろくなった状態のことをいいます。
閉経後の女性や高齢者の方に症状がみられることが多いです。生活習慣が原因につながることから、「生活習慣病」の1つとしても考えられています。
ちょっとした転倒でも骨折しやすく、手術が必要になったり長期の入院となる場合もあります。
骨粗鬆症は高年齢の方だけではなく、栄養不足や運動不足、ステロイド剤(グルココルチコイド剤)などの影響でなってしまうこともあるそうです。
生活習慣病とは
その名の通り、生活習慣が原因となって発症する疾患の総称です。
偏った食事や栄養状態、運動不足、喫煙、過度の飲酒、ストレスなどが要因となるので、過剰なダイエットも改めるべき生活習慣といえます。
■特に女性は要注意
日本国内で骨粗鬆症の患者数(40歳以上)の推定は、男性が約300万人、女性はなんと3倍の900万人以上となっています。
女性の場合は閉経に伴い、骨芽細胞を活発にする「女性ホルモン(エストロゲン)」の分泌が激減してしまいます。骨形成よりも骨破壊が上回る状態がつづくと骨量が減少してしまい、骨粗鬆症になりやすくなってしまいます。
骨粗鬆症になってからの治療は時間もかかりますしとてもたいへんなので、今のうちから、骨粗鬆症対策として骨密度の強化を心がけることがとても大切です。
(フィットネス美トレーナー MIKA)
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【参考】
※どんな病気? – 公益財団法人 骨粗鬆症財団
※骨粗鬆症 – e-ヘルスネット
※グルココルチコイド誘発性骨粗鬆症の病態と治療(PDF) – J-Stage
※生活習慣病 – e-ヘルスネット
※骨粗鬆症の 予防と治療ガイドライン 2015 年版 – 日本骨粗鬆症学会