昨今、アンチエイジング効果が期待できるという「ジオスゲニン」という成分が話題になっています。この成分が豊富に含まれている食材が「山芋」です。
日本人にはとてもなじみのある食材ですから、積極的にとることをおすすめします。
ウエルネス&ビューティーライター、ローフード・マイスターの筆者が、ジオスゲニンの効果を引き出す食べ方とレシピをご紹介します。
■若返りホルモンと同様の働きをする成分が豊富
若返りホルモンとして認識されている「DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)」という物質がありますが、山芋に含まれている「ジオスゲニン」はこのDHEAととてもよく似た構造を持ち、体内に入ると同様の働きをみせるといわれています。
ですので、身近なアンチエイジング食として、山芋は積極的に摂取していただきたい食品といえるのです。
■山芋でむくみ改善!?
山芋には、「カリウム」が豊富に含まれているのも特徴です。
カリウムは体内に増え過ぎた塩分の排出を促す働きがあり身体の水分量を一定にしてくれるため、むくみ改善には欠かせない成分です。
■加熱するより、生食の方がとてもお得
山芋は、芋類のなかでは珍しく生で食べることが可能な食材です。生で食べることで消化を助け、デトックス効果や新陳代謝促進効果、美肌効果が期待できる「食物酵素」をしっかりととることができます。
食物酵素は48度以上に加熱してしまうとその働きを失ってしまいますので、食べる時は、生食を心がけてください。
■「山芋の美肌&アンチエイジングレシピ」3つ
(1)山芋のイタリアンドレッシング
和風なイメージがある山芋を、イタリアン風味でいただけます。サラダがメインになるほどボリュームアップします。
材料(作りやすい分量)
・山芋 100g
・プレーンヨーグルト 大さじ4
・オリーブオイル 大さじ2
・粒マスタード 大さじ1/2
・はちみつ 小さじ1
・塩、ブラックペッパー 適宜
作り方
(1)山芋は皮をむいて、千切りにしておきます。
(2)(1)にプレーンヨーグルト、オリーブオイル、粒マスタード、はちみつを加えてよく混ぜ、塩とブラックペッパーで味を調えれば完成です。
(2)山芋とキノコのマリネ
ダイエット中の常備菜におすすめです。キノコはお好きなものをお使いください。
材料(作りやすい分量)
・山芋 200g
・舞茸 1パック
・ショウガ 1かけ
・青じそ 5~6枚
・塩 小さじ1
・酢 小さじ2
・しょうゆ 大さじ1/2
・白だし 大さじ1/2
・オリーブオイル 大さじ1
作り方
(1)山芋は皮をむき、短冊切りにしておきます。
(2)舞茸は食べやすい大きさに分け、600Wの電子レンジで2分ほど加熱します。
(3)しょうがはおろしておきます。
(4)青じそはみじん切りにしておきます。
(5)(3)と塩、酢、しょうゆ、白だし、オリーブオイルをよく混ぜておきます。
(6)(1)と(2)を(5)でよく和え、冷蔵庫で30分ほど味をなじませれば完成です。(4)を乗せて供します。
(3)山芋と茹で豚のサラダ
ご飯がなくても満足できる、糖質制限向きの一品です。
材料(2人分)
・豚ローススライス 150g
・山芋 300g
・みょうが 3個
・長ねぎ 1/2本
・青じそ 5~6枚
・塩 少々
・にんにく 1かけ
・唐辛子 小さじ1/2
・しょうゆ 大さじ3
・酢 大さじ2
・ごま油 小さじ2
作り方
(1)山芋は皮をむいて、短冊切りにしておきます。
(2)豚ローススライスは茹でておきます。
(3)みょうがは薄切りにしておきます。
(4)青じそ、長ねぎ、にんにくはみじん切りにしておきます。
(5)(3)と唐辛子、しょうゆ、酢、ごま油をよく混ぜ合わせておきます。
(6)(1)と(2)と(4)を(5)で和えれば完成です。
アンチエイジングをサポートする食材が、スーパーなどで手軽に買えるのはうれしいことですね。とろろばかりでなく、生で食べるレパートリーを増やしてみてください。
(ウエルネス&ビューティーライター ユウコ)
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・豆乳はどれも同じ?目的に合わせて選びたい豆乳の種類&効果
【参考】
※若返りホルモンとも呼ばれるDHEAの秘密 – オムロン
※山芋抽出物の製造方法 – アンチエイジング・プロ
※山芋(とろろ) – わかさ生活
※アカガウクルア – わかさ生活
※カリウム – わかさ生活