口紅を塗っても輪郭がぼやけたりくすむ、にじむといったお悩みが年齢とともに増えてくると思います。
ヘアメイクやコスメコンシェルジュのプロとして年齢に合わせた美を提案する筆者が、若々しい唇に見せる口紅の塗り方をご紹介します。
■若々しい唇に見せる口紅の塗り方
唇のたてジワが気になる場合
唇のたてジワが増えると、唇の輪郭がぼやけやすくなります。このたてジワは、乾燥によって起こりやすいです。
肌にはもともとうるおいをキープする皮脂膜がありますが、唇にはこの皮脂膜がありません。そのため、顔はうるおっているのに唇だけ乾燥しているという場合もあります。
唇のたてジワが目立つ時は、口紅を塗る前に皮脂膜のかわりとなる「ヒアルロン酸」や「コラーゲン」などの美容液成分が入ったリップ下地を塗りましょう。手軽なものでケアをするなら、「ワセリン」がおすすめです。
ワセリンを塗るタイミング
ワセリンは、スキンケア後、唇だけに塗りましょう。
ワセリンはリップクリームと比べると保湿力が高く、唇の水分をキープする力が強いです。そのため、唇の荒れを素早く改善するには最適なアイテムでしょう。
ワセリンのベタつきが気になる場合は、一度ティッシュオフをします。口紅を塗ったら、仕上げにリップブラシで唇のたてジワを埋めるように塗ると凹凸をカバーしやすいですよ。
口紅の色が剥げたり、にじんだりする場合
時間がたつと口紅の色が剥げたり、にじんだりする方は、唇全体をリップペンシルで塗ってから口紅を塗りましょう。最初に下地を塗ってからファンデーションを塗るように、唇にもリップペンシルを下地として使えばもちがアップします。
唇の色がもともと薄い方は、ピンク系のリップペンシルを選ぶと自然な血色感を出すことができます。
口紅の色がくすむ場合
唇がくすんでいると、口紅の色までくすんで老け見えしてしまいます。そのため、口紅を塗る前に唇の色ムラをカバーする下地をつけましょう。
ベージュ系の口紅やリップペンシルを唇全体につけると、自然にくすみをカバーすることができます。
口紅を塗る時に輪郭がガタつく場合
年齢とともに、唇の輪郭がぼやけやすくなってしまいます。この場合は、口紅を塗った後に口紅の色に近いリップペンシルで輪郭を修正すると、簡単にガタつきを整えることができます。
リップペンシルで最初に輪郭を描いてから口紅を塗ってもいいのですが、輪郭を描くことに慣れていないとむずかしいです。ご自身のやりやすい方で挑戦してみてください。
口紅の塗り方に気をつけるだけで若見え効果がアップしますので、参考にしてみてください。
(ヘアメイク/美容講師/美容ユーチューバー/ライター/美容師/メディカル美容矯正士/コスメ薬事法管理者 mayu3)
【関連記事】
・時短でオンライン映えする美肌に!プチプラ優秀パウダリー3選
・ポイントはアイライン!マスクでも印象美人になるアイメイク
・マットでも唇しっとり!マスクをしても落ちにくい美発色口紅
・統一感のあるメイクが完成!メイクが上手になるマルチコスメ