手軽に食べられるうえ、その栄養価の高さも女性に人気の「納豆」。そのまま食べても良いですが、ちょい足し食材でより健康効果UPが期待できます。
また、食材をちょい足しすることで味や食感も変えられるので、飽きずに継続して納豆を食べることができますよ。
管理栄養士の筆者が、納豆におすすめのちょい足し食材をご紹介します。
■納豆の美容や健康への効果
納豆に含まれる「ポリアミン」は新陳代謝をUPさせる働きがあるので、肌の老化対策におすすめです。ポリアミンは年齢とともに減少していくため、意識して食事から摂取したいですね。
また、納豆には「乳酸菌」が含まれますが、腸内の善玉菌を多くすることで腸内環境を整えることにもつながります。
肉中心の生活や、加齢によって腸内の悪玉菌と善玉菌のバランスが乱れると、便秘や肌の不調を起こしてしまう場合があります。若々しい肌や身体を維持するためにも、納豆は最適な食材といえますね。
■納豆におすすめのちょい足し食材3つ
(1)オリーブオイル
納豆に含まれる「ナットウキナーゼ」という酵素には、血液をサラサラにする効果が期待できます。一方、オリーブオイルの主成分である「オレイン酸」には、血中の悪玉コレステロールを減らす働きがあります。
そのため、納豆とオリーブオイルを組み合わせて食べると、血管を若々しく保つことにつながります。血液がドロドロの状態は、健康を損ないかねません。
また、血流が悪く肌の細胞に栄養が十分にいき届かないと、ターンオーバーが乱れて肌のくすみや乾燥など原因にもつながってしまいます。若々しい肌を保つためには、血液をサラサラにして、血管を若々しく保つことがカギとなります。
(2)しらす
女性に不足しやすい「カルシウム」ですが、しらすにはカルシウムが豊富です。カルシウムは骨を丈夫に保つ働きや、興奮や緊張を鎮めてストレスをやわらげる働きがあります。
カルシウムは「ビタミンK」と一緒に摂取すると効率よく吸収されますが、納豆にはビタミンKが豊富に含まれているため、おすすめの食べ合わせですよ。ちりめんじゃこでも美味しくいただけます。
(3)キムチ
腸活には、善玉菌のエサとなる「プレバイオティクス」や、善玉菌を含む「プロバイオティクス」が効果的だといわれていますよね。それぞれ単独でも腸活に効果的ですが、最近ではこの2つを合わせて摂取すると、相乗効果が生まれるといわれています。
大豆に含まれる「オリゴ糖(プレバイオティクス)」と、キムチ(プロバイオティクス)を一緒に食べることで、より腸内フローラを整えることができるため、腸活中の人はぜひ試してみてくださいね。
いつもはタレのみで納豆を食べるという人も、ちょい足し食材で味を変えながら効率よく納豆の健康効果を得たいものですね。ぜひ、試してみてくださいね。
(フリーランス管理栄養士 今井 尚美)
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【参考】
※女性にうれしい成分 – タカノフーズ
※ポリアミン – わかさ生活
※ナットウキナーゼ – わかさ生活
※腸内フローラを整える方法!腸活! – 大正製薬
※「納豆の発酵による機能性」イソフラボン – 全国納豆協同組合連合会