安価でドラックストアなどで簡単に手に入るワセリン。ワセリンは皮膚科などでもよく処方される万能薬です。今回は皮膚の治療だけでなくワセリンの意外な活用法を、看護師である筆者がご紹介します。
■ワセリンの成分って?
ワセリンは原油から不純物を取り除いたもので、黄色ワセリンや白色ワセリンなどがあります。一般的に売られているのは不純物がより少ない白色ワセリンで、こちらのほうがおすすめです。病院でプロペトという軟膏を処方されたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、成分はワセリンと同じです。
■使い方のポイント
ワセリンの使い方で一番大切なのは、「少量を薄く」塗るということ。保湿力がとても高いので、少量で十分な効果があります。少量を手のひらでよくあたためながら伸ばし、皮膚をこすらずに押さえるようにして塗ると効果的です。
■全身に使えます!基本の活用術8つ
ワセリンをお持ちの方はどのようにお使いでしょうか? ワセリンは頭から足まで全身に使うことができます。
ベーシックな使い方5つ
・ハンドクリームとして
・顔の保湿クリームとして
・リップクリームとして
・肘や膝、かかとなどの角質ケアに
・ネイルケアに
知っておくと便利!ちょっと意外な活用法
・まとめ髪のときの整髪料
・靴擦れの予防
・擦り傷や火傷などの傷の保護
■ここまで使っていたら上級者!応用編
練り香水
ワセリンにお持ちの香水やエッセンシャルオイルと混ぜると簡単に練り香水が作れます。とくに決まった作り方はありませんが、筆者はワセリンを小さじ1杯とエッセンシャルオイルを3〜5滴入れて、小さな容器に入れて使っています。香水も同じようにしてワセリンと混ぜるだけです。いつもの香水も練り香水にすると、馴染みがよく使いやすくなりますよ。
口紅やチークに少量混ぜてマット仕様に
口紅は唇が荒れてしまうという方がいると思います。そんな方は口紅とワセリンを混ぜてご自身の好みのテクスチャーにしてみてはいかがでしょうか。また肌が乾燥してチークが浮いてしまうときなどは手の甲でチークと少量のワセリンを混ぜて使うと肌へのなじみがよくなり乾燥を防ぐこともできますよ。
これから徐々に乾燥しやすい季節になりますので、気軽に手に入るワセリンを色々活用してくださいね。
(看護師/ホリスティックビューティインストラクター山本幸美)
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【参考元】
※ヴァセリン – ユニリーバ・ジャパン