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エイジングケアにプラス!シミや黄ぐすみ・たるみに◎「コウジ酸」


長岡宏江

8月もそろそろ終わり。とはいえ、まだまだ紫外線が気になる時期は続きます。そんなあなたにオススメしたいのが、シミだけでなく、美白効果や老化防止効果もある「コウジ酸」。今回は、その魅力についてご紹介します。

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■黒い金魚が茶色に!?美白に有効なコウジ酸

実はコウジ酸の歴史は古く、その美白効果は40年前にある製薬会社に見出され、その実験によれば「黒い金魚をコウジ酸を添加した水で飼育したところ、金魚は元気なままうろこだけが退色した」とのこと! 1988年には厚生労働省から美白有効成分として認可もされています。

 

■なぜシミに効く?コウジ酸のメカニズム

誰もが気にする肝斑や老人性色素斑、雀卵斑(そばかす)は、紫外線によって悪化します。これは皮膚のメラノサイトと呼ばれる細胞が、メラニンという色素を過剰に生成するため。コウジ酸は、メラノサイトが過剰なメラニンを産生するのを抑制するため、美白作用を発揮すると考えられています。

 

■シワやたるみ、黄ぐすみも!?エイジング全般にうれしい

コウジ酸は、嬉しいことに、抗酸化、抗炎症、抗糖化の効果もあると言われ、シワやたるみ、キメを整えるなど、肌老化全般に作用することもわかっています。エイジング世代に気になる、糖化による黄色いくすみにも効果があるとされています。

「黄ぐすみ」の原因とコウジ酸のアプローチ

このいわゆる「黄ぐすみ」は、体内でタンパク質と糖が結びつき糖化してできる「AGEs」という褐色の物質の蓄積で起こります。コウジ酸は、このAGEsの生成も抑えることができるのだそう!

お酒をつくる職人や米ぬかをつくる職人の手が滑らかで白いのは、コウジ酸による予防力の高さによるところが多いのだとか。化粧品を新しく購入する際には、ぜひ成分をチェックしてみてくださいね。
(美容ライター 長岡宏江)

【関連記事】
洗顔にも◎!しわ・シミや白髪まで!?万能すぎる「馬油」の使い方5つ

【参考】
KOSE研究所 コウジ酸の開発秘話 – KOSE
※ (2015)『クロワッサン特大号5/10』(マガジンハウス)
クロワッサン 美白の「コウジ酸」、信頼して使える理由 – マガジンハウス

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