夏は、頭痛やだるさ、疲れ、胃腸のトラブルなどの不調に悩む人も多いですよね。暑さや多湿が続く季節は、「夏バテ」や「熱中症」に気をつけなければなりません。
毎年、梅雨〜夏にかけてこのような不調に悩むという人は、早めに対策をとって秋以降に不調をもち越さないようにしましょう。
ビューティーヘルスエディターライターの筆者が、夏バテや熱中症対策のための生活習慣とハーブの活用をご紹介します。
■夏バテや熱中症の要因とは?
暑くなると身体のだるさや疲労感、食欲不振などを起こしやすく、これらは身体にとってのストレスとなります。環境による自律神経の乱れや食生活なども、不調を引き起こす要因となります。
例えば、エアコンの冷房による冷えは体温調整のコントロールが乱れやすくなり、暑さによる食欲の低下は栄養不足を招き、冷たいものの食べ過ぎや飲み過ぎは内臓が冷えて消化機能の低下につながります。
また、寝苦しい夏の間は睡眠の質も低下しやすく、身体の疲労感が残ったままになっている場合があります。十分な睡眠がとれず自律神経の働きが乱れると、ほかの不調を引き起こすこともあります。
■夏バテや熱中症対策のために心がけたい生活習慣5つ
(1)体力づくりをサポートする「食事」を
まずは、栄養がしっかりとれて体力づくりをサポートする食事を心がけることが大切です。
疲れを招きやすいアルコールや甘いもの、ご飯、パン、麺類などの炭水化物だけに偏らないように、「たんぱく質」や「ビタミン」「ミネラル」を、積極的に、十分な量をしっかりとることがポイントです。暑くなると体力の消耗も早いので、たっぷりの栄養が必要です。
(2)冷えにくい「環境」作りを
自律神経の乱れを防ぐには、生活環境も重要です。
オフィスや電車など、温度差が激しい環境で過ごすことが多い人は、上着やショールでしっかり冷え対策をしましょう。足元が冷える人は、靴下を履くなどの工夫を心がけると良いですね。
(3)汗ばむぐらいの適度な「運動」を
軽いストレッチやウォーキング、散歩などの汗ばむくらいの適度な運動も大切です。
血行が促進されて発汗機能を高め、食欲増進や睡眠の質の向上につながります。
(4)ぬるめのお湯に浸かる「入浴」を
暑い日はシャワーだけですませてしまいがちですが、疲労回復や免疫力を高めるためには湯船に入るようにしましょう。身体を温めて血行を良くすることで身体のむくみが改善され、疲れも緩和されます。
10分程度でも良いので、ぬるめのお湯に入る習慣をおすすめします。
(5)寝苦しさをとって良質の「睡眠」を
睡眠が大事なことはわかっていても、なかなか眠れない日もありますよね。
暑くて寝苦しい日はエアコンのドライモードを活用したり扇風機を使いましょう。通気性の良い寝具に変えてみるなど、グッズの活用や環境を工夫をするのも手です。
■夏バテや熱中症対策におすすめのハーブ
熱中症対策には、ミネラルやビタミンなどの身体に必要な栄養を手早くおぎなってくれるハーブティーがおすすめです。
暑さによるだるさや食欲不振改善、胃腸の不調改善、水分補給などに役立ちます。
胃腸を整える「ジャーマンカモミール」+「ペパーミント」
「ジャーマンカモミール」には消炎や鎮痛作用があり、胃の健康に役立つ成分が含まれています。「ペパーミント」は、リフレッシュ作用があり、食欲増進、胃腸の不調改善などに役立ちます。
2つのハーブをブレンドすると、スッキリさわやかなハーブティーになります。暑い日でも胃腸を労るには、ホットハーブティーでいただくことがおすすめです。オフィスなどのエアコンの効いた部屋ではホットハーブティーをいただき、リラックスしましょう。
水分補給には「ハイビスカス」+「ペパーミント」
「ハイビスカス」には代謝促進や消化機能の亢進などの作用があり、疲れた身体の回復をサポートします。「ペパーミント」はリフレッシュ作用があり、食欲増進、胃腸の改善などに役立ちます。
水分補給が目的な場合は、ティーポットやピッチャーにハイビスカスをお好み量(3gほど)入れて、熱湯を注いで濃いめのハイビスカスティーを作ります。氷の入ったグラスにハイビスカスティーを注いで、冷たくしていただいても良いでしょう。
また、ペーパーミントは飾りで乗せてもいいですし、氷のキューブにして活用すると涼しげで夏らしくなります。
夏バテや熱中症対策のための生活習慣を意識してハーブを活用し、今年の夏も健康的に乗り切りましょう。
(エステセラピスト/ビューティーヘルスエディターライター 町山 町子)
【関連記事】
・スタイル抜群な「奇跡の70歳」が実践!痩せるおかずのルール
・間食で暴食予防?不足しがちな栄養を補う間食におすすめ食材
・20キロ減量ライター直伝!夏までに痩せる「食事の見直し方」
・ちょい足しで栄養価UP!トマトの美肌効果を高める食べ方