全身の細胞に酸素と栄養を送る血液。血液をサラサラに保ち、血行を良い状態に保つことは、冷えやコリの予防、お肌や髪を健康に保つために欠かせません。しかし現代は、過労や寝不足などの生活ストレスに加え、パンや白米、甘いものを摂ることが多く血液がドロドロになりやすくあると言われています。血液をサラサラに保つアンチエイジングな食生活には「おさかなすきやね」の8つの食材を摂ると良いそうですよ。
■アンチエイジングの要「おさかなすきやね」とは?
●お(お茶)
お茶に含まれる「カテキン」には、血液中の糖やコレステロールを下げて血液をサラサラに保つ働きがあります。また、カテキンには脂肪の蓄積を防ぐ働きや燃焼を促す働きがあることも認められています。
●さ(魚)
血液サラサラでお馴染みの「DHA」や「EPA」。とくに青魚に多く含まれています。
●か(海藻)
海藻に多く含まれるぬるぬる成分の水溶性食物繊維は、腸内で糖や脂肪の吸収を穏やかにする働きがあるため、結果として、血液に糖や脂肪が増えるのを抑えて血液サラサラに貢献します。
●な(納豆)
納豆のネバネバ成分「ナットウキナーゼ」には、血液が固まるのを防ぎサラサラに保つ働きがあります。
●す(酢)
ミツカンの研究によれば、食事と一緒に酢を摂ることで、血糖値の上昇が穏やかになることがわかっています。また、クエン酸などの有機酸には血液をサラサラに保つ働きがあります。
●き(きのこ)
食物繊維が豊富なきのこも、糖や脂肪の吸収を抑える働きが期待できます。また「キノコキトサン」には、既に蓄積された脂肪を分解してエネルギーとしての燃焼を促す働きもあるそうですからダイエットにも◎。
●や(野菜)
身体が正常に働くためにはビタミン・ミネラルが欠かせません。ビタミン・ミネラル、活性酸素のダメージから身体を守るポリフェノールの豊富な野菜もマストです。
●ね(ねぎ)
ねぎの刺激臭のもと「アリシン」には、血液が固まりやすくなるのを防ぎ、血液をサラサラに保つ働きがあります。ねぎのほか、ニンニクにも多く含まれる成分です。
どれも身近な食材ですから、毎日の食卓に取り入れてアンチエイジングな食生活を心がけたいですね。
(美養フードクリエイター 岩田麻奈未)
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【参考】
※ナットウキナーゼとは – 日本ナットウキナーゼ協会
※食後の血糖値上昇を穏やかに – ミツカン
※酢 – わかさ生活
※キノコキトサンとは何か? – リコム
※アリシン – わかさ生活
※2015年9月号「月刊みすみ」(美寿実出版部)