バーベキューは、家族や友人たちと美味しいものを食べて楽しく過ごせる時間ですよね。しかし、食べ方や食材・調味料の種類によって、食べたあとに太るか太らないかがハッキリと分かれてしまいます。
あなたは、バーベキューが終わった後、太ってしまうタイプですか? それとも、太らず維持できるタイプですか?
管理栄養士の筆者が、バーベキューで太りやすい人の行動とその対策を3つお伝えします。
■バーベキューで太ってしまう人の行動3つ
(1)炭水化物、脂質の多い肉から先に食べる
すきっ腹の状態で炭水化物を食べると、血糖値が上がりやすくなります。血糖値が急激に上がると、血糖を下げる働きのあるホルモン「インスリン」が分泌され、糖質や脂質を体内に溜めやすくなってしまいます。また、脂質の多い肉を先に食べることも控えましょう。
和牛肉で脂質の多い部位は「リブロース」です。100g中56.5gも脂質があります。次いで、ばら肉50.0g、サーロイン47.5gの順になります。豚肉では、ばら肉35.4g、ロース19.2g、そともも16.5gになります(いずれも可食部100gあたり)。
肉類は炭水化物量が100g中1g未満のものが多いですが、ウインナーやベーコン類等の加工肉は約3g含まれているので、食べすぎには要注意です。
キノコ類やサラダ類を先に
キノコ類やサラダ類には「食物繊維」が多く、噛み応えがありお腹が満たされやすいので、太りたくない人にはもってこいの食材です。
炭水化物や脂身の多い肉を食べる前に食べると良いでしょう。
(2)甘いタレをたっぷりつけて食べる
バーベキューの必需品といえば「タレ」ですよね。このタレも、たくさんつけると糖質を多くとりすぎてしまう可能性があります。
例えば、エバラ食品の「焼肉のたれ 醤油味」は、大さじ1杯あたり24kcal、炭水化物は4.8gです。これだけ見るとたいしたことはないように感じますが、こういったことから配慮していくとダイエットの結果につながります。
肉そのものの味を楽しむ
肉そのものの味を楽しむこともバーベキューの醍醐味なので、塩やハーブソルト等で味わうことも良いでしょう。
(3)最初からアルコールやジュースを飲む
ご存じの通り、ビール等のアルコールは血糖値が上がりやすく、飲みすぎるとカロリーを多くとりすぎてしまう飲料のひとつです。
アルコールを分解する肝臓は、糖質や脂質を代謝する働きがあります。アルコールを摂取すると、体外に排出するべくアルコールの分解を優先するため、糖質や脂質がエネルギーに変えられず、脂肪として蓄えられやすくなります。
またジュースも、アルコール同様血糖値が上がりやすいので、注意が必要です。砂糖が多く含まれているものが多いので、ガブガブと飲んでしまうと、食べ物を注意していてもいつのまにか糖質過多になってしまいます。
基本的には、水かお茶を
できたら、アルコールやジュースは乾杯の時に1杯、その後は水かお茶、そして最後に1杯飲むといったようにして楽しみましょう。
思いあたる方は、食べ方を変えてみると良いかもしれません。楽しいバーベキューを心ゆくまま楽しみたいですね!
(管理栄養士/おやこ食育プランナー/美食ライフプランナー やなぎさわ えりな)
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