長引くマスク生活で、顔の下半身がたるんだと感じる人が多いようです。とくに、「口角がさがった」「ほうれい線や頬全体のたるみを感じる」という声を多く聞きます。口元のたるみはブルドック顔の原因ともなり、対処をしたいものです。
マスクをしていると顔の筋肉をあまり使わずに過ごしがちなため、何もケアをしなければ「いつの間にか顔がたるんで下がっている」なんてこともあるかもしれません。エステティシャンの筆者が、マスクをしながら“ブルドック顔”を引き締めるエクササイズをご紹介します。
■マスクでたるみが進行する理由とは
表情筋を動かさないから
顔のたるみが進行する理由のひとつに、「表情筋の衰え」が挙げられます。加齢もありますが顔もたくさんの筋肉でできているため、動かさないことが衰えの最大の原因につながってしまいます。
年齢を重ねても、筋肉は使えば鍛えられます。マスクをすることで表情筋の運動量は減りやすく、人と会わない・喋らないといったことで顔の筋肉を使う機会も減ってしまいます。
口呼吸になりがち
マスクをしていると、無意識に「口呼吸」になりがちです。しかし、口呼吸になると舌の位置が自然と下がり、舌や舌に関連する筋肉量の低下につながります。
二重あごの原因にも直結しやすいので、なるべく鼻呼吸をするように心がけましょう。
■印象の良い表情を意識する
ただでさえ40代以降は筋力が低下しやすいので、表情筋をしっかりと使う必要があります。とくに、眉間やおでこなどを収縮させる表情は嫌な老けジワにつながってしまうため、なるべく口角を上げた笑顔などの「印象の良い表情」を積極的につくるように心がけましょう。
また、姿勢の悪さからも顔の筋肉は下がりやすいです。猫背や下を向く姿勢が多い人は正しい姿勢を心がけ、こまめなストレッチなどの対策も大切です。
■マスクをしながらできる「顔のたるみ対策エクササイズ」
口角UPエクササイズ
口角が上がれば、若々しさはもちろん、ハッピーオーラをまとうことができます。
まずは唇をしまい、口を一文字にします。そのまま、口の両端のみを上にあげます。この時、両端が上がらない人は、口角を上げる筋肉が弱っている可能性があります。
頬を意識しながら口角を上げ、力の入れどころがわからない場合は鏡を見ながら手でサポートしてもOKです。慣れてきたら、鏡なしでマスクをしながらできるようになりますよ。
ほうれい線・頬全体のたるみ対策エクササイズ
(1)頬全体になるべくたくさんの空気を入れて、5秒キープします。
(2)空気を吐ききり、頬を思い切りすぼめて5秒キープします。(1)〜(2)の動作を3セットほど行いましょう。朝晩の通勤時間、TVを視聴している時などに行えば、頬の引き上がりを実感できるでしょう。
マスクをしていても、できる美容はたくさんあります。マスクを外した時に「老けたな」「たるんだな」と思われるのはさけたいですよね。「あれ、若返った?」といわれる日を想像しながら、エクササイズに励んでくださいね。
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松 麻美)
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