生のトマトよりも「リコピン」の含有量が多いトマトジュースは、シミやそばかすのケアにもおすすめな美容食材として知られています。
そのまま飲んでも良いのですが、ヨーグルトと混ぜるだけで「ガスパッチョ」になり、ご飯と一緒にレンチンするだけで「リゾット」にもなる、かなり活用しやすい食材です。使い勝手のうえでは、トマト缶よりも良いかもしれません。
ベジ活アドバイザーの筆者が、美容効果UPを狙うトマトジュースの簡単レシピを3つご紹介します。
■トマトではなく、トマトジュースが良い理由
より「リコピン」をとるという点においては、加工品を使うということもひとつの手段になります。細胞壁に守られているリコピンを生食でとるよりも、トマトジュースやピューレなどの加工品でとる方が効率よくリコピンをとることができます。
通常のトマトもミキサーにかけてすりつぶしたり、加熱することで吸収率を高めることができますが、加工品だと手間なくとることができるのが魅力でしょう。
■美容効果UPを狙うトマトジュースの使い方
そのまま飲む
トマトジュースは朝に飲むと吸収率が高いということがわかっています。
リコピンはシミ・そばかすの改善に役立つという研究もあるので、紫外線が気になる季節は習慣にしても良いですね。
既存の料理にちょい足し
カレーやスープ、パスタなどにちょい足しできるのもトマトジュースだからできること。
タマネギやニンニクと組み合わせるとリコピンの吸収率をより高めることができますよ。
トマト缶の代用として
ある一定の分量を作る時は加工品のトマト缶が重宝しますが、少量を作る場合は多すぎる時もありますよね。そんな時にもトマトジュースはおすすめです。
「ラタトゥイユ」や「トマト煮込み」と名前がつくものは、トマトジュースでも充分美味しく作ることができます。
■アレンジ自在!トマトジュースのレシピ3選
(1)ガスパッチョ
リコピンは、牛乳やヨーグルトなどの乳製品と一緒にとると体内への吸収率を高めることができるといわれています。ガスパッチョは、ミキサーをまわさずともトマトジュースで簡単に作ることができます。夏のインナーケアとしていかがでしょうか。
材料(1人分)
・トマトジュース(無塩) 100ml
・ヨーグルト 100ml
作り方
トマトジュースとヨーグルトをよく混ぜあわせたら完成です。
(2)トマトリゾット
1人分の即席ご飯としておすすめしたいのがリゾットです。オリーブオイルは、リコピンの吸収率を高めてくれる油としても知られています。少量でも満腹になるのでダイエット中に食べても良いですね。
材料(1人分)
・ご飯 1杯分
・タマネギ 4分の1個(皮をむいて薄切りにする)
・マッシュルーム 1個(薄切りにする)
・トマトジュース(無塩) 適宜
・水 適宜
・オリーブオイル 適宜
・塩、コショウ 適宜
作り方
(1)オリーブオイルを敷いたフライパンに、下処理したタマネギとマッシュルームを入れて炒めます。
(2)(1)にご飯とトマトジュース、水を入れて煮込みます(トマトジュースと水の分量は半々になるようにする)。
(3)塩、コショウで味を整えたら完成です。
(3)トマトスープ
トマトベースのスープは何にでも良く合います。食物繊維たっぷりの野菜をたくさん入れて、デトックススープにすることもおすすめです。1人分もトマトジュースなら簡単に作ることができますよ。
材料(1人分)
・トマトジュース(無塩) 150ml
・水 150ml
・冷蔵庫に残っている野菜やキノコ類 適宜
・オリーブオイル 適宜
・顆粒コンソメ 適宜
作り方
(1)野菜は水洗いをして、食べやすい大きさに切ります。キノコも食べやすい大きさに切ります。
(2)オリーブオイルを敷いた鍋に(1)を入れて軽く炒めたら、トマトジュースと水を入れて煮込みます。具材に火が通ったら顆粒コンソメで味を整えて完成です。
インナーケア食材として優秀な「トマトジュース」。トマト缶よりも使い勝手が良いので、紫外線が気になる季節は常備してさまざまな料理にちょい足しして活用してください。
(ベジ活アドバイザー 生井 理恵)
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【参考】
※[トマトの栄養リコピンとは]効率よく摂取する、食べ方や調理法 – カゴメ
※吸収率についてのお話 – カゴメ
※野菜飲料と牛乳の同時摂取がカロテノイドの吸収性を高める作用を確認 – カゴメ
※トマトのリコピンはニンニクやタマネギで調理すると吸収されやすくなる – 保健指導リソースガイド
※トマト – わかさ生活