日本人の食卓に欠かすことのできない「味噌」ですが、味噌汁にしか使っていないという人も意外と多いのではないでしょうか。ご存知のように味噌は「発酵食品」。腸内環境を整える他、細胞を若々しく保つ働きも期待されています。
ベジ活アドバイザーの筆者が、味噌の意外と知らない活用法をレシピと一緒にご紹介します。
■味噌はなぜ身体に良いの?
大豆を発酵させてつくる「味噌」には、大豆由来の栄養がたっぷりと含まれています。
味噌に含まれる「グルコシルセラミド」は角質の保水力アップの手助けをすることから、最近では美容パワーとしても話題になっています。抗酸化作用をもつ「メラノイジン」は、細胞を若々しく保つ働きが期待できるそうです。
もちろん発酵食品なので、腸内環境を整えることにも役立ちます。味噌を積極的に生活にとり入れていきたいですね。
■味噌の活用方法
幅広く活用できる「万能味噌調味液」
覚えておいて損のない「万能味噌調味液」をご紹介します。
炒めた野菜に絡めても美味しいですし、豚肉・キャベツ・ピーマンを炒めてこの調味液で味をつければ「回鍋肉」に早変わり。バターを加えて、鮭と野菜を味付けすれば「ちゃんちゃん焼き風」にもなりますよ。
お好みで、すりおろしたニンニクやごま油、豆板醬などを加えてアレンジしてみてください。
材料(作りやすい分量)
・味噌 小さじ2
・砂糖 小さじ1
・みりん 小さじ1
・醤油 小さじ1
作り方
全ての材料をよく混ぜ合わせたら完成です。
手軽にできる「味噌ドレッシング」
味噌を使ったドレッシングをご紹介します。コクがあり濃厚なので、レタスやキュウリなどの淡泊な味わいの野菜とよく合います。肉や魚を入れたサラダとも相性抜群です。
味噌に含まれる旨味成分である「グルタミン酸」は、同じく旨味成分を含むトマトやチーズとの相性がよいことでも知られています。 ぜひ、組み合わせてみてください。
ご紹介したドレッシングに、お好みでごまやすりおろしたニンニクを入れても美味しいです。夏は豚しゃぶともよく合いますよ。
材料(作りやすい分量)
・味噌 小さじ1
・酢 小さじ1
・ごま油 小さじ1
・砂糖 小さじ1
作り方
全ての材料をよく混ぜ合わせたら完成です。
隠し味としても優秀
味噌はハンバーグやカレーの隠し味としてもおすすめです。
ハンバーグに味噌を入れる時は、250gのひき肉に大さじ1程度と考えるとよいでしょう。特に、ひき肉を使ったカレーとは相性がよいです。ミートソースに少量入れても味がしまって美味しくなります。お好みで加えてみてください。
ただ、味噌を入れすぎると塩分過多になってしまう場合もあるので、様子を見ながら少しずつ加えるようにしてください。
味噌汁以外の味噌の使い方をご紹介しました。台所にある材料で簡単に作ることができるあわせ調味料とドレッシングは、覚えておいて損のない万能レシピです。腸活だけではなく美容パワーもある「味噌」を、無理なく毎日の生活で活用しましょう。
(ベジ活アドバイザー 生井 理恵)
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【参考】
※味噌の栄養 みそ大百科 – ひかり味噌
※メラノイジン – わかさ生活
※味噌(みそ)から発見!美容パワー – NHK