代謝の低下で太りやすくなるうえ、重力による「たるみ」で更に顔の丸さがとれにくい30代・40代びエイジング世代。しかし、このたるみで顔のサイズや老け顔度が変わるので、ぜひともカバーしたいところですよね。二重アゴができる人とそうでない人の違いは、実は体重やたるみ、遺伝の理由だけではないのです! 顔ヨガ講師の筆者が、小顔美人になれる顔ヨガをご紹介します。
■二重アゴの新事実!「舌が衰えた若者」が急増中?
舌も筋肉なので、正常に使わないとどんどん喉の方へ下がっていきます。高齢者に多い誤嚥も、これが原因のひとつ。しかし近年、舌の動きが弱いのは高齢者だけでなく若者にも急増しています。食生活のみならず、スマホやゲームといった寡黙な時間が増えて話すことが減り、口の周りの筋肉が衰えると、ポカーンと開いた口元に。PCへ向かって仕事をしている人や、話をしない時間が多い人ほど注意が必要です。
■寝ている時に口が開いている人は要注意!
「いびき」をかきやすい人もわかりやすい「要注意」の例。寝ている時に口が開いているため口呼吸が中心になってしまいます。夜中に喉が乾くのは、その典型ですね。このような人は、舌や口の周りの筋肉が弱り口元がゆるんで舌が喉の方へ落ちていき、二重アゴになりやすいタイプなのです。
■鍛えよう!口輪筋と舌筋のトレーニングができる顔ヨガ
1.口元(口輪筋)を鍛える「顔ヨガ」
両唇を前に突き出します。この時、指一本分の空間が開け、唇がめくれるようにしましょう。唇が横に広がらないように丸い輪っかを作りサポートします。唇がじりじりとするような感覚になればOK。目安は10秒キープを2セット行います。
2.舌(舌筋)を鍛える「顔ヨガ」
首を上に倒し、舌を尖らせて(舌の形が三角形になるように)天井に向けて突き出します。喉の奥から舌を突き出すようなイメージで10秒間キープしましょう。そして舌をしまい、ゆっくりと正面へ戻ってきます。これを2セット行います。
※首にダメージがある人や、めまいを起こしやすい人は、斜め上を向くくらいでもOKです。その際、鎖骨に手を添えて首の伸びを感じながら行いましょう。
いかがでしたか? 舌を鍛え、口の締まりをよくすると二重アゴだけでなく、将来起こりうる老化も防止することができます。ぜひ身近な人とも試してみてくださいね。「二重アゴもご愛嬌! お母さんもそうだし!」とカバーすることが億劫になる前に、今から生活を見直してみましょう!
(Lapure(ラープレ)主宰/ヨガ&顔ヨガ講師 森初世)
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