筆者は、台湾には美人が多いと感じます。スタイルや肌のきれいさもさることながら、若々しく見える人がとにかく多いです。30代半ばかなと思っていた人に「来年ついに50歳なのよ」などといわれることも少なくありません。
台湾在住の筆者と同じマンションに住んでいる「台湾のママ」こと鄭(テイ)さんもその一人です。鄭さんは70歳ながらも、筆者はしばらく50歳くらいだと思いこんでいました。
台湾料理研究家の筆者が、台湾ママから教わった美容スープの作り方とアレンジをご紹介します。
■美の秘密はスープにあり
いつも若々しい鄭さんに、どんなものを食べたらそこまで肌ツヤが良く若く見えるのか聞いてみたところ、彼女が普段からよく飲んでいるスープが秘訣なのかもしれないとのことでした。
早速、作り方を教えてもらいました。メインの具材はたったの2つだけ。料理が苦手な人でも簡単にできるコラーゲンたっぷりのスープです。
■若見えをサポートする「ワカメと鶏のスープ(海帶雞湯)」のレシピ
材料(2〜3人分)
・鶏の手羽元 300g
・乾燥ワカメ 5g
・生姜 皮がついたままのスライス2枚
・水 3カップ
・酒 大さじ1
・塩 小さじ1/2〜2/3
・コショウ 適量
作り方
(1)乾燥ワカメは水で戻します。
(2)鍋にお湯をわかします。その中に手羽元を入れてさっと茹でて臭みをとり、ザルにあげて軽く水で洗います。
(3)鍋に水と(2)の手羽元、生姜、酒を入れて火にかけます。
(4)(3)が沸騰したらワカメを加え、弱目の中火で20分ほど煮ます。塩とコショウで味を整えたら完成です。
透き通ったスープがきれいで、いかにも身体に染み渡っていきそう。このスープを飲んでみるとまず鶏の旨味を感じ、後からすっきりとした磯の香りが追ってきます。
さっぱりしているので和食にも合い、普段の食事にも違和感なくとり入れることができるでしょう。「コラーゲン」がたっぷりなので、冷蔵庫に入れて保存すると翌日にはゼリー状になっています。
「ワカメと鶏のスープ(海帶雞湯)」のアレンジ
これだけでも美味しいのですが、鄭さんが具材のアレンジも教えてくれました。
手羽元を手羽先に変える
手羽先を使うとよりコラーゲン量のアップを狙えます。味わいも濃厚になり、満足感がアップするでしょう。
根菜を入れる
蓮根やにんじんなどを入れるとボリュームが出ます。これひとつでお腹いっぱいになるので、ダイエットにもおすすめです。
茹でた素麺を入れる
朝ご飯にもぴったりな主食を兼ねたアレンジです。さっぱりしているので、食欲のない時でもサラッと食べられます。
どれも手に入れやすい食材で、アレンジも簡単ですよね。台湾には美容や健康に役立つスープがたくさんあります。ぜひ、日々の食卓にとり入れてみてくださいね。
(台湾料理研究家 小河 知惠子)
【関連記事】
・老化しないために40•50代が食べるべき魚3つ
・「夜納豆」でダイエット!糖質制限もできる納豆レシピ4つ
・糖化を防ぐ!老けないパンの食べ方
・朝食べると太りにくい!?ダイエットに◎な「卵のとり方」