冬の乾燥は、大人の肌を一気に老けさせます。何もしなければきっちりひと冬分、年齢を重ねてしまいます。
エステティシャンの筆者が、冬だからこそ、よりいっそう気をつけて欲しい、無意識にやりがちなNG習慣3つをご紹介します。思い当たる人は対策をして、「冬に老ける」を遠ざけていきましょう。
■冬に肌を老けさせるNG習慣3つ
NG1:空気の乾燥対策をしない
肌は環境の影響を強く受けるものです。空気の乾燥を放置すると、お肌の乾燥に直結します。乾燥は、小じわの悪化などの肌老化はもちろん、赤みや痒みなどを引き起こす入り口になることもあります。
エアコンやサーキュレーターの近くにいる、直接風を浴びることは、肌老化を促すと言っても過言ではありません。
対策:風を避けて、湿度を上げる
風が顔周りにあたらないよう調整したり、加湿器を利用する、バスタオルなど大きめの洗濯物を寝室に干すなど、ちょっとの工夫が肌を守ることにつながります。
NG2:熱いお湯で顔を洗う
ぬるま湯洗顔のつもりでも、寒い冬はお湯の温度を感覚に頼ると、思った以上の高温で洗っていることが多いので気をつけましょう。
対策:洗顔するお湯の温度を測る
お湯の温度設定ができる場合は、34度程度に設定しましょう。
温度調整を触れたときの感覚で行う場合は、「ぬるま湯というよりも、常温か少し冷たい」と感じるくらいの温度がベスト。冷え性かどうかでも体感は変わるので、感覚に頼らず、一度温度をきちんと測ってみるのをおすすめします。
NG3:肌が濡れたまま過ごす時間がある
「洗顔後、すぐに保湿するべき」という美容メソッドは、もう耳がタコができるくらい聞いてますよね。それはもちろん大事なのが大前提ですが、意外とやりがちなNGが、「とりあえず化粧水を塗ってそのまま放置」という方法です。
対策:肌を濡れっぱなしにしない
洗顔後にしっかり水気をオフする、化粧水を付けたらすぐに乳液やクリームをつけるなど、「顔を濡れっぱなし」にしないことが大事です。
肌は濡れている状態が続くと、肌がふやけた状態になることで肌内の水分も蒸散しやすくなって、乾燥しやすい肌を招いてしまいます。
乾燥=老化の始まり。顔はもちろん、ハンドケアも「濡れた時間」をいかに減らすかが勝負どころです。
■簡単!老け予防のスキンケア「先にオイル」
化粧水や美容液を塗っても塗っても乾燥する……。そんな人はもうすでに肌内のセラミドなどうるおい成分が不足している可能性が大!
そんな困った肌状態のときにおすすめなのが、「先にオイル」の美容法です。
洗顔後一番最初にオイルを塗ることで、ブースターの役割をして、化粧水など次につけるアイテムの浸透を助けてくれます。
通常オイル系成分は、最後に蓋として利用されることが多いですが、皮膜感のない一部のオイルは先付けすることでブースターとして使用でき、そうすることでバリアが弱った肌をサポートすることができるのです。
■乾燥が止まらないときにおすすめのレスキューオイル
アルガンオイル ローズ/ローズ ド マラケシュ(写真左)
抽出方法にもこだわったアルガンオイルをベースに、希少なモロッコ産ローズの精油を配合した製品です。
アルガンオイルは、洗顔後に最初に塗ることで、次につける水分を引きこむといわれています。また、保湿因子である細胞間脂質セラミドを構成するリノール酸を、豊富に含んでいます。
(30ml 税込通常価格3,740円 ※写真はミニサイズ)
ローズヒップ オイル/トリロジー(写真右)
肌馴染みがよく、ビタミンEやカロテンなどの抗酸化物質も含まれる、エイジングが気になるお肌におすすめしたいオイルです。
トリロジーのオイルは、化粧水のあと、乳液やクリームの前に使用しましょう。お肌の柔軟性やふっくら感を感じられるはずです。
(20ml 税込価格4,378円)
乾燥は肌老化の入り口です。だからこそ、冬の乾燥を放置すれば、シワやしみなど「肌の老け」に直結します。一段と寒いこの冬、空気の乾燥に負けない、潤い美肌をつくっていきましょう。
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松 麻美)
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