腸内環境をよくするために食べたいもののひとつに、チョコレートがあります。意外に思われるかも知れませんが、実はチョコレートの原料であるカカオには、腸にとってうれしい作用があるのです。
ウエルネス&ビューティーライターの筆者が、腸活によいチョコレートの選び方と、効果アップが期待出来る食べ方をご紹介します。
■カカオが腸によい理由
カカオには、食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維には腸にたまった老廃物を体の外へ出してくれる働きと、善玉菌を増やす作用があるので、腸活には必須の成分です。
さらにカカオに含まれるカカオポリフェノールには、ストレスを緩和させるリラックス作用があります。リラックス状態に入っていると、腸のぜんどう運動が活発になり、腸内環境も整うことがわかっています。
■腸によいチョコの選び方
そんなカカオからのメリットを得るためには、「ハイカカオ」のチョコレートを選ぶことが大事です。ハイカカオとは、一般的にカカオの含有量が70%以上のものを指します。
ちなみにハイカカオと表記されていないチョコレートのカカオの含有量は、おおよそ30%から50%といわれています。
腸活を考えて選ぶ場合は、カカオの含有量をチェックするようにしてください。
■ハイカカオチョコの腸活的食べ方
ハイカカオチョコレートは、カカオの含有量が多い分、カカオ特有のコクやほろ苦さがあるのが特徴です。この風味を生かして、より美味しく、より腸によい作用をもたらす食べ方をご紹介します。
なお、1日の摂取量は30g程度を目安にするのがおすすめ。
過去には、45~69歳の男女が、1日に5 gのカカオ分72 %のチョコ5枚を4週間摂取したところ、血圧の低下が認められた一方で、体重やBMIなどに影響はないという研究結果もあったようですよ。
(1)ドライフルーツと一緒に
「ハイカカオの苦味が得意ではない」という方は、甘みのあるドライフルーツと一緒に食べてみてください。
特におすすめしたいのが、プルーンとデーツです。どちらも食物繊維が豊富なうえ、便の水分量を増やしてお通じをうながすマグネシウムが含まれています。
(2)ナッツと一緒に
各種のナッツと一緒に食べるのもいいでしょう。ナッツには腸のぜんどう運動を活発にする食物繊維と脂質が含まれています。
特にマカダミアナッツには、胃腸の働きを活発にし、腸内環境を整えるオレイン酸が含まれているのでおすすめです。
(3)一緒に飲みたいハーブティー
また、一緒にいただく飲み物には、デトックス作用の高いハーブティーを選んでみましょう。
ダンデライオンティー(西洋たんぽぽ茶)には穏やかな解毒作用があり、肝臓や腎臓を助け、腸内の毒素の排出をサポートしてくれます。
ビタミンCが豊富なローズヒップティーもおすすめです。ビタミンCには善玉菌の増殖をうながし、悪玉菌が増えるのを抑える作用があります。
チョコレートも食べ方次第では、腸活に、ダイエットに、美肌にと様々なメリットが得られます。今日からチョコレートの選び方を変えて、美味しく腸内環境を整えてくださいね。
(ウエルネス&ビューティーライター ユウコ)
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【参考】
※体の中から健康に! 腸内環境を整える – 大正製薬
※カカオ – わかさ生活
※プルーン – わかさ生活
※「デーツ」は栄養価の高いドライフルーツ – オタフクソース
※マカダミアナッツ – わかさ生活
※西洋たんぽぽ – わかさ生活
※ローズヒップ – わかさ生活
※カカオポリフェノール」は1日にどれくらい摂れば、健康によいのですか?(チョコレート・ココア健康講座) – 日本チョコレート・ココア協会