冬の定番である「鍋料理」。不足しがちな野菜がたくさんとれるので、体調管理はもちろん、ダイエットメニューとしても優秀です。
ベジ活アドバイザーの筆者が、ダイエットにおすすめな鍋料理をご紹介します。年末年始は、なにかと体重増加が気になる時期。鍋料理を活用してベスト体重をキープしましょう。
■体重管理におすすめ!鍋ダイエット
“鍋ダイエット”は、野菜を煮込むことでカサが減り、ヘルシーなきのこ類や葉野菜などをたくさんとることができます。
野菜に含まれる「食物繊維」は腸内細菌のエサとなり、善玉菌をつくることがわかっています。善玉菌などの腸内細菌によってつくりだされる「短鎖脂肪酸」には、糖の代謝を抑えたり、脂肪の蓄積抑制作用が期待されています。
野菜を多くとることができる鍋料理は、ダイエットに役立ちますね。ダイエット中にありがちな便秘の改善にもおすすめです。
タンパク質もしっかりとれる
筋肉量を増やすことは、基礎代謝を上げるために大切な要素の1つです。その筋肉をつくる原材料となるのが、「タンパク質」です。鍋ダイエットでは、タンパク質の含有量が多い卵や肉、魚、豆類などの食材をとることができます。
また、野菜やタンパク質を含む食材を先に食べ、最後にご飯や麺類を食べるという人が多いですよね。この順番は、おだやかな血糖値を保ち太りにくい身体作りに役立ちます。
〆のご飯や麺を食べる前にお腹がある程度満たされるので、自然と炭水化物をとる量も減ります。なので、ダイエット中の食事としては最適です。
■鍋ダイエットにおすすめの食材
「食物繊維」が多く糖質が少ない野菜やキノコ類、海藻類、「タンパク質」を含むタラや豆腐、鶏肉など、鍋ダイエットにおすすめの食材を列挙しました。鍋料理をつくる際に、ぜひ参考にしてみてくださいね。
・ハクサイ
・ホウレンソウ
・コマツナ
・キャベツ
・豆苗
・水菜
・ブロッコリー
・ダイコン
・キノコ類(しいたけ・マイタケ・エリンギ・しめじなど)
・キムチ
・海藻類
・タラ
・豆腐
・鶏肉
・豚肉(部位を選んで使う)
■鍋料理でも太る!?鍋ダイエット注意点
ヘルシーな鍋ダイエットですが、適量をオーバーして食べ続ければ太ります。
気をつけたいのは「〆の炭水化物」。つい食べすぎてしまわないよう注意してください。トマト鍋やカレー鍋の〆にチーズを加えると美味しいのですが、ダイエット中はあまり入れすぎないようにしましょう。
味付けにも注意が必要です。塩分が多くなるような味付けやクリーム系の味付けはさけ、シンプルな味付けにするとよいですね。
また、早食いは、そうでない人と比べて太りやすいといわれています。ゆっくりとよく噛んで食べるようにしましょう。よく噛むことは、暴飲暴食対策になるのでおすすめです。
年末年始は体重管理がむずかしい時期。手軽な“鍋ダイエット”で現状維持を目指しましょう。
(ベジ活アドバイザー 生井 理恵)
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【参考】
※食物繊維 – わかさ生活
※基礎代謝を上げる方法とは?代謝を上げて脂肪を燃焼しやすい体にしよう – ハウスウェルネスフーズ
※腸のバリア機能を高めるほか、脂肪の蓄積抑制作用も?!今話題の「短鎖脂肪酸(たんさしぼうさん)」とは – ビオフェルミン製薬
※早食いする大学生は肥満になりやすい 3年の追跡調査で確認 – 岡山大学