赤い色味が特徴の「ビーツ」は、むくみ解消や抗酸化作用、整腸作用などが期待できる野菜のひとつ。最近は、ビーツを購入できるお店も増えてきましたね。
ベジ活アドバイザーの筆者が、ビーツの効果を高める食べ方や組み合わせるべき食材をご紹介します。
■40・50代女性に嬉しいビーツの特徴
ビーツの特徴的な赤紫の色素には、すぐれた抗酸化作用をもつ「ベタシアニン」というポリフェノールの一種が含まれており、エイジングケアに役立ちます。
血管系の健康に重要な働きをする「一酸化窒素」は、エイジングケアや代謝UPへの効果が期待される成分です。この成分は赤ビーツに豊富に含まれる硝酸塩によって、体内での産生が促進されると考えられています。
その他、余分な塩分を排出してむくみの改善を助ける「カリウム」も含まれており、腸内環境を整える「食物繊維」や「オリゴ糖」も含まれているので腸活にもおすすめです。
■ビーツの食べ方
下処理の仕方
新鮮なものなら、皮を厚めに切って生でも食べることができます。レモン汁やお酢、塩を加えたお湯で、皮付きのまま柔らかくなるまで茹でたり、洗ったビーツを皮ごとアルミホイルで包んだりして、オーブンでじっくり加熱していただくのもおすすめです。
下処理が面倒という人は、市販の加工品を使ってもOKです。無理なくとり入れてみましょう。
■おすすめのビーツの食べ方2選
(1)ビーツのスムージー
ビーツの風味が苦手という方でも、バナナとヨーグルトをあわせてスムージーにしてみると、飲みやすくなります。お好みで、はちみつを入れても◎。
ビーツに含まれる「食物繊維」や「オリゴ糖」と、ヨーグルトなどの発酵食品の組み合わせは、腸内環境を整えるベストな組み合わせでもあります。満足感があるので、おやつや朝ごはんにもおすすめです。
材料(1人分)
・ビーツ(下処理したもの) 15〜20g
・バナナ 1本
・ヨーグルト 100ml
・はちみつ 大さじ1〜2
作り方
下処理したビーツと皮をむいたバナナ、ヨーグルトをミキサーに入れて、全体がなめらかになるまで攪拌したら完成です。お好みで、はちみつを加えていただいてください。
(2)ビーツのサラダ
抗酸化作用が高い「ベタシアニン」を含むビーツ。「ビタミンA」「ビタミンC」「ビタミンE」を含む他の野菜と組み合わせることで、抗酸化作用をより高めましょう。
今回は生で食べられるパプリカやトマトと組み合わせましたが、水菜やコマツナ、アボカド、キウイフルーツなどを組み合わせても美味しいですよ。ぜひ、試してみてください。
材料(1人分)
・ビーツ(下処理したもの)1/2
・パプリカ 1/2
・ミニトマト 4個
A
・マヨネーズ、醤油、オリーブオイル 各小さじ1〜2(ビーツの大きさによって加減してください)
作り方
(1)下処理したビーツを1センチ角に切ります。パプリカは洗ってビーツと同じく1センチ角に切り、ミニトマトは洗ってへたをとったら、4分の1サイズに切ります。
(2)Aの材料をよく混ぜ合わせます。
(3)(1)に(2)をからめたら完成です。
「ビーツ」の魅力と簡単な食べ方をご紹介しました。エイジングケアや代謝UPへの手助けとなるビーツを無理なく食事にとり入れて、40・50代のキレイと健康に役立てていきましょう。
(ベジ活アドバイザー 生井 理恵)
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【参考】
※[ビーツ]栄養や選び方、保存、下ごしらえ、食べ方などまとめ – カゴメ
※ビタミンA – わかさ生活
※赤ビーツが冷えた手指を早く温める~末梢部の血流促進と冷え改善への活用に期待~ – 北海道大学