季節の変わり目になると、なぜだか不調があらわれることがありますよね。ことに梅雨となると「なんとなく体がダルい」「頭痛がする」「便秘がちになる気がする」と感じている方、その症状は「梅雨症」と呼ばれる不調かもしれません。梅雨症の原因や対策をご紹介します。
■「梅雨症」っていったいなに?
最近では、季節の移り変わりにともなう体調不良は「気象病」、春から夏にかけては「梅雨症」と呼ばれています。梅雨症に詳しい順天堂大学の小林弘幸教授によると、6月は1年の中で最も気圧が低く、そのために血管が拡張して偏頭痛の原因となることもあるのだそう。さらに低気圧は、自律神経が乱れやすくなる大きな原因ともなっているのだとか。
■梅雨症と便秘の関係って?
わたしたちの腸の働きは、自律神経にコントロールされています。低気圧によって自律神経が乱れることによって、腸の働きまで鈍ってしまうと考えられているのです。
■「梅雨症便秘」対策その1:自律神経のバランスを整える習慣2つ
朝の時間に余裕を持つ
ついつい時間に追われてバタバタしがちな朝。このとき緊張状態によって交感神経が高まって、副交感神経が一気に低下します。日中は交感神経が優位になるため、その日のうちに副交感神経を回復するチャンスがなくなってしまうのです。朝は時間に余裕をもって過ごすことにより、徐々に副交感神経優位から交感神経優位へと切り替えることができ、自律神経のバランス を整えることができると考えられます。
夜は、39〜40℃のぬるま湯につかる
39°Cから 40°Cのぬるま湯に、ゆっくりと15分ほどつかりましょう。最初の5分は首まで、残り10分間はみぞおちぐらいまでの半身浴がベストです。血行がよくなって体が芯から温まり、副交感神経が優位になって、自律神経のバランスを整えられます。
■「梅雨症便秘」対策その2:腸内環境を整える
自力で自律神経をコントロールするのはなかなか難しい…という人におすすめなのは、美腸を目指すこと。自律神経が乱れたときでも、腸内環境が整っていれば、便秘は回避できます!
寝起きに水を一杯飲む
起きぬけの空腹状態で冷たい水を飲むと、胃が動き始めて腸のぜん動運動を活発にしてくれます。
美腸フードに役立つ食べ物を取り入れる
・食事にもずくやめかぶなど、海藻をプラスする
・夜寝る前にヨーグルトを食べる
・普段のお砂糖を、オリゴ糖に変えてみる
・おやつにキウイやパイナップルなど、食物繊維のリッチなフルーツを食べる
などなど、食生活の中に簡単に取り入れられる美腸フードを加えてみましょう。ヨーグルトやオリゴ糖、キウイ、パイナップルの便秘に効果的な食べ方は、つやプラの関連記事からチェックしてみて!
いかがでしたか? 梅雨入りした途端に腸の具合がすぐれない…という方は、ぜひ心がけてみてくださいね。
(つやプラ編集部)
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【参考】
※小林弘幸教授 – 順天堂大学
※海藻 – わかさ生活
※キウイフルーツ- わかさ生活
※パイナップル – わかさ生活