夏から秋の季節の変わり目に、だるいと感じたことのある人も多いのではないでしょうか。
理学療法士で睡眠の専門家でもある筆者が、季節の変わり目のだるさの原因と対策についてご紹介します。
■夏の終わりの不調の原因は?
夏の終わりになると、昼夜の気温差を感じる日も多くなってきます。
昼間は30℃を超える真夏日が続いても、夜になると一気に気温が下がり、寒暖差が激しくなります。
気温の差が大きくなると、温度を調節するために自律神経が懸命に働き、自律神経が疲労して体調不良を感じるようになります。
また、夏の疲れが取れず、だるさ・肩こりや疲労や体調不良となってあらわれてくる方も多いのです。
■季節の変わり目の不調を改善する方法
じんわりと体を温めてリラックスする
夏のダメージを取り除くためにも、カラダを外からじっくりと温めることをおすすめします。
ぬるめのお湯で入浴することで、副交感神経が優位になり、リラックス効果も深まります。
さらに、テレビや雑誌などを見ながらできる「足湯」で身体を温めるのもおすすめです。「お風呂に入るほどじゃないけれど、身体を温めたい」という人にもぴったりです。
軽い運動でカラダづくりをこころがける
季節の代わり目におこる気温や天候の変化に対応できるカラダづくりを、普段から意識しておくことも大切です。
いきなり特別な運動をしようとせず、ウォーキングやランニングなど、日常生活の中で運動量を増やす工夫をすることが大切です。
また、家事の合間にスクワットをしたりラジオ体操をしたりするのは、気軽にはじめやすく、継続しやすい運動のひとつです。
たんぱく質補給でカラダをケア
私たちのカラダは食べたものでできています。
内臓や血液、筋肉も、たんぱく質でできています。これらが不足すると代謝がうまくいかず、体の機能がうまく働かなくなってしまいます。
忙しいとつい菓子パンなどの炭水化物が多くなりがちですが、肉、魚、乳、大豆、卵など、良質なたんぱく質を含む食品をしっかりと食べることをおすすめします。
季節の変わり目に不調を感じる方のための、不調を改善する方法をご紹介しました。体調不良にならないように心がけていきましょう。
(理学療法士/睡眠の専門家 矢間 あや)
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