寒い時期は背中を丸めた姿勢になりがちですが、実は、これが「背中のムダ肉」の大きな原因の一つ。
まずは姿勢を改善することが大切ですが、運動不足で肩甲骨周辺が動かないという人も多いようです。
そこで今回は、YOGAエクササイズディレクターの筆者が「肩甲骨を動かして背中のムダ肉をスッキリさせるストレッチ」をご紹介します。
■「天使の羽」を動かして、背中のムダ肉スッキリ!
今回ご紹介するストレッチは、肩甲骨を締める・開くという動作をメインにしてムダ肉を撃退します。
肩甲骨とは、肋骨の上に浮いている天使の羽のような骨のこと。運動不足や寒さによる悪い姿勢の影響で筋肉がこわばると、この天使の羽が動きにくく、背中にムダ肉がつきやすくなります。
この時期の寒さにより前屈みの姿勢が続くと、「肩甲骨が外側に開いた状態=背中が広いオバ体型」「首が耳に近づく状態=首回りモッサリ体型」となってしまいます。
そこで、常に肩を耳からはなし、肩甲骨を背骨に寄せ胸を開いてバストアップした状態をキープできるよう、ご紹介するストレッチを習慣にしてみてください。
背中の大きな筋肉群を動かして代謝を上げ、ムダ肉をしっかりそぎ落として、“後ろ姿美人”を目指しましょう!
期待できる効果
・背中肉の引き締め
・首、肩こり解消
・基礎代謝アップにより、太りにくい身体に近づく
・首回りがほぐれることで、目の疲れや頭痛改善
実践回数&期間
1日1回、疲れが溜まった時などに気軽に実践してみてください。
「背中のムダ肉をスッキリさせるストレッチ」のやり方
(1)吸う息と共に肩と耳を近づけ、吐く息と共に肩を外側にまわして肩を下げます。3回ほどゆっくり繰り返します。
(2)吸う息と共に、腕を内側にまわして背中を開きます。
(3)吐く息と共に腕を外側にまわして、胸を開きます。(2)〜(3)の動作を5回ほど繰り返します。
(4)指先を肩に添えて、両肘を胸の前でつけます。「肘を開く→閉じる」という動作を5回ほど繰り返します。
(5)斜め上、横、下といったように両肘を開く方向を変えながら、肩甲骨を万遍なく動かします。
(6)肘を胸の前から大きく回します。3〜5回ほどを目安に行ってください。
肩甲骨を動かすと身体が温まります。ぜひ、気軽に実践して代謝を上げ、脂肪を撃退してみてくださいね。
(株式会社ボディクエスト YOGAエクササイズディレクター 森 和世)
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