長い時間座りっぱなしでいると感じる、首や肩、腰のコリ。ひどくなってくると仕事や作業に集中できませんよね。
実はこのコリは、放置していると体の不調だけでなく、見た目にも“老け”を促進する可能性があります。
女性の体型改善専門パーソナルトレーナーの筆者が、なぜ体のコリが老け見えに繋がるのかを解説し、座ったままコリをスッキリさせるためのストレッチを紹介します。
■体のコリは老け見えのサイン
ガチガチに固まった筋肉は、「老け見え」につながります。
その原因は、姿勢が悪くなるからです。姿勢がわるいと脂肪が目立つようになったり、くびれがなくなり寸胴体型になったりします。
デスクワークや立ちっぱなしなど同じ姿勢をずっと続けると、肩・背中・腰など同じ場所にずっと負荷がかかり続け、疲労がたまってきます。
加えて、関節を動かさないことで血流など体の巡りが悪くなり、老廃物質が筋肉にたまり、筋肉はガチガチに固まり、コリにつながります。
このように筋肉がガチガチに固まってしまうと、筋肉が骨を引っ張り、姿勢を悪くしてしまいます。
例えば、ずっと座りっぱなしだと、腰や背中の筋肉は上体を支え続けているため疲れて固くなってきます。これが続くと腰や背中の筋肉が背骨を反り返らせる方に引っ張り、体は反り腰に。
反り腰になるとぽっこりとお腹が出てきたり、肋骨が開きくびれがなくなったりするなど、年齢を感じさせる体型に変化してしまいます。
ですから、「体のコリが出てきたな。なかなかとれないな」と感じている人は要注意。年齢を感じさせる体型に変化するサインかもしれません。
■ストレッチは老け見えを防ぎ、若見えに!
老け見えを防ぐために、ガチガチに固まった筋肉はほぐしてあげる必要があります。
そのためには、定期的にストレッチをすることがとても効果的です。
ストレッチは筋肉を伸ばしてあげることで、筋肉をリラックスさせ、血流など体の巡りを改善。凝り固まった筋肉をほぐすことが可能です。
若見えする体型を作るために、ストレッチを行うことを習慣にしましょう。
■座ったまま行う肩・背中・腰のストレッチ
座ったままできる、肩・背中・腰の筋肉を一気にほぐすストレッチのやり方を紹介します。
(1)イスに浅く腰掛けます。
(2)口から目一杯息を吐きながら、体を前に倒していきます。
(3)左手で右手首をつかみ、右腕を左側に引っ張ります。
(4)息を吐ききったら、その姿勢をキープしましょう。その状態で鼻から目一杯息を吸い、口から吐くを5回繰り返します。
(5)反対側も同様に行います。
肩・背中・腰は、特にガチガチに固まりやすい上に体型に大きな影響を与える部位です。普段から同じ姿勢をとり続けるという人は、ちょっとしたスキマ時間にこのストレッチをして、体の後ろ側をしっかりとほぐして、若々しいスタイルを維持しましょう。
(パーソナルトレーナー 藤本 千晶)
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