栄養バランスが高く、手軽に食べることができるフルーツとして、40・50代の女性におすすめしたいのが「キウイ」です。
最近では新種のキウイも誕生しているそうですが、ご存じでしたか?
インナービューティー料理研究家の筆者が、40・50代のアンチエイジングに嬉しいキウイの栄養素と、食べ方アイデアをご紹介します。
■エイジングケアに嬉しい!注目したいキウイの栄養
キウイには、豊富なビタミン群や食物繊維、葉酸などが含まれています。
なかでも、抗酸化作用の高いビタミンCや、エイジングケアをサポートするビタミンEの含有量はフルーツの中でもトップクラス!
これらの栄養素の含有量は、キウイの種類によって少し違いがあります。
グリーンキウイ
ほど良い硬さのあるしっかりとした果肉で、毛で覆われているグリーンキウイ。昔からなじみのある、ジューシーな食感が人気の品種です。
酸味と甘みのバランスが良いので、お料理のソースなどにも使いやすい風味です。食物繊維が豊富なので、特に腸活におすすめです!
ゴールドキウイ
つるりとした皮のない外皮で、黄色っぽいカラーのゴールドキウイ(ゴールデンキウイ)。
グリーンキウイに比べると、酸味が少なく甘みが強いのが特長で、果肉も柔らかくトロピカルな風味。
ビタミンCが豊富で、1個で1日に必要なビタミンCが摂取できるといわれています。特に美肌ケアにおすすめです。
ルビーキウイ
3月後半から5月後半の約2ヶ月間にかけて限定販売されているのが、「ルビーレッド」。栽培が難しい新しい品種で、2021年度から発売が開始されました。
この「真っ赤なキウイ」には、こんな特長・メリットがあるんです。
(1)果肉がやわらかく、実が小ぶり
一般的なグリーンキウイやゴールドキウイに比べると、ひと回りほど小さいのが特長。また、毛で覆われているグリーンキウイと違って、毛がないのも特長です(ゴールドキウイも同様)。
果肉はスプーンで簡単にすくえるほどやわらかく、とても滑らかな舌触りです。
(2)甘みが強く、ダイエット中のおやつにも◎
ルビーレッドは、酸味が少なく甘みが強いので、まるでデザートを食べているかのような気分になれます。熟したベリーのようなフルーティーな風味と上品な香りは、一度食べるとやみつき必至。
ルビーレッド1個で満足感が高いので、ダイエット中のおやつにもおすすめですよ。
(3)抗酸化力がパワーアップ!エイジングケアに◎
アントシアニンという色素成分が、この真っ赤なキウイの秘密です。アントシアニンはポリフェノール類の一種で、ビタミンCやEと並んで高い抗酸化作用が期待されています。
春先は紫外線量も急激に増え、お肌が受けるダメージが大きくなります。シミやそばかすを防ぎ、健やかで美しいお肌を維持するためにも、細胞老化を防ぐ抗酸化力を高めたいところです。
■キウイの食べ方アイデア2つ
40・50代に嬉しい栄養が豊富なキウイ。そのまま食べるのはもちろん、こんな食べ方もおすすめです。
(1)皮ごとスムージーに
毛がないルビーレッドやゴールドキウイは、皮ごと食べることができます。皮ごと食べることで食物繊維は約2倍、葉酸やビタミンEも約3割多く摂取されます。
筆者は、皮ごとざく切りにしたルビーレッドを、冷凍ベリー、甘酒、牛乳、氷1個と合わせてミキサーにかけるだけのスムージーがお気に入り。甘すぎず爽やかでジューシーなおいしさを楽しめる一杯です。
(2)サラダ野菜と合わせてオードブル仕立てに
色鮮やかで、程よい酸味とやさしい甘みが特長のキウイ。サラダ野菜や、スモークサーモン、お好みのチーズと一緒に器に盛り付ければ、華やかなオードブルに。
エクストラヴァージンオリーブオイルやフレーバーオイルを回しかければ、良質の脂質も一緒に摂取することができます。
サーモンに含まれるアスタキサンチンも抗酸化力が高い成分。ルビーレッドと合わせれば「エイジングケアのためのオードブル」があっという間に完成します。
白ワインのお供にも◎。ステーキ肉の付け合わせにするのもおすすめです。
キウイにはタンパク質分解酵素も豊富なので、胃腸の働きをサポートしてくれますよ。
キウイの栄養や食べ方アイデアについてご紹介しました。旬の食材で体の中から健やかに、美しく。この春も楽しみましょう!
(インナービューティー料理研究家 フードコーディネーター 國塩 亜矢子)
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・実はヘルシーじゃない?意外に太る食べ物5つ
【参考】
※キウイと栄養 トップクラスの栄養素充足率 – ゼスプリ
※キウイの10種の重要な栄養素 – ゼスプリ
※ゼスプリ・ルビーレッドのご紹介 – ゼスプリ