お家での晩酌を日々の楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。
赤ワインはポリフェノールが多く、美容や健康に役立つことで有名ですが、ダイエットにも役立つアルコールです。
赤ワインに豊富に含まれるポリフェノールが腸内フローラを改善して、ヤセ菌の働きやすい環境に整えてくれるようですよ。
今回はヤセ菌をサポートする「赤ワインの飲み方」をご紹介します。
■赤ワインでヤセ菌が活性化!?その理由とは?
赤ワインには、ポリフェノールが含まれていますね。ポリフェノールには、抗酸化作用や血管や血液の健康を守る働き、細胞の活性化など、さまざまな健康効果が期待されています。
その働きのひとつに、腸内フローラの改善があります。食べものや飲みものから摂ったポリフェノールは、10%程度が小腸で吸収され、残りは大腸に届きます。大腸に届いたポリフェノールは
腸内細菌のエサとなって、腸内フローラを改善していると推測されています。
実際、1日272mlの赤ワインを20日間飲み続けた実験では、腸内の善玉菌が増加したそうです。
善玉菌が増えれば、ヤセ菌が働きやすくなる
この他、カカオポリフェノールやコーヒーなどに含まれるクロロゲン酸にも、腸内フローラを改善する働きのあることが実証されています。
善玉菌が増えることで、肥満を予防する働きの見込めるヤセ菌が働きやすい環境になりますから、赤ワインは、ヤセ菌をサポートするアルコールといえそうですね。
■オレンジジュース割り
オレンジなどの柑橘系フルーツには、ヤセ菌の大好物である水溶性食物繊維が含まれています。
<材料>
オレンジ 1個
赤ワイン お好みで
<作り方>
お好みの分量で混ぜて出来上がり。炭酸を加えても◎。
■ホットワイン
私たちの身体は、深部体温が37℃台で正常に働くようにできているため、冷えも腸内フローラに影響します。身体を内側から温める働きのあるスパイスを加えたホットワインで、お腹を温めましょう。
<材料>
ワイン 1本
シナモン 2本
カルダモン 4-5個
クローブ 4-5個
八角 2片
<作り方>
全ての材料を鍋に入れ、沸騰直前まで温めて出来上がり。お好みでハチミツを加えても◎。
腸内フローラにいい働きをするとはいえ、アルコールはアルコールです。飲み過ぎに注意して、楽しく12月を過ごしたいですね。
(美養フードクリエイター 岩田まなみ)
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【参考】
※ポリフェノール ブドウ種子エキス(プロアントシアニジン) – キッコーマン
※「日本ポリフェノール学会雑誌 vol.3」日本ポリフェノール学会