上質な睡眠は最上級の美容液にも勝ります。良い睡眠を手に入れるということは、美しさを手に入れるのと同じこと。睡眠不足の人は、太りやすい、目の下にクマができやすい、顔色が悪いなど、睡眠不足はさまざまな美容への悪影響を及ぼします。睡眠は「長さ」ではなく「質」が大切。今回は、質の高い睡眠をとるための3つの条件をご紹介します。
■1.心地よい環境
ゆったりとしたサイズのベット、心地よいリネン、適度な明かり、リラックスできるアロマ、好きな音楽など、自分が最も良い睡眠を得ることができる環境を作りましょう。
■2.心地よい身体
一日中、活動している身体の緊張を取り除きましょう。リラックスすると、副交感神経が優位になりやすく入眠しやすい状態になります。また、寝返りしやすく睡眠中の血液の滞りを促進する効果も。一晩で約20回前後している寝返りは、身体の歪みをリセットしていると言われています。
寝ている間は、コップ一杯分程度の量を発汗します。ナイティーは身体をしめつけずに吸水性が良いものがおすすめ。
■3.心地よい思考
一日にあったことを思い出したり、考え事をしていると脳が活性化し、日によっては交感神経がたかぶり、眠れなくなってしまいます。妄想もやめた方がいいかもしれません。ポジティブな気持ちになって、よいアイディアが浮かんで眠れなくなることもあります。ゆっくり呼吸をし、ゆっくりと全身の力を抜きましょう。どうしても考えて眠れない方は、入眠しやすいBGMをかけ、思考に集中するのではなく、流れるメロディーに意識をのせると安らかな眠りに誘われるでしょう。
■良質な睡眠をとるために身体をリラックスさせるストレッチ
ご紹介した「質の高い睡眠3つの条件」を取り入れて上質な睡眠を手に入れましょう。今回は、「心地良い身体」という視点で、良質な睡眠をとるためのストレッチで身体をリラックスさせるストレッチをご紹介します。あまりにも簡単すぎて、「これがストレッチ?」と思ってしまうものです。
やり方
今回のストレッチの目的は「ゆるめる」ことです。下半身・骨盤・上半身と大きな関節をゆるめます。
1.仰向けになり、脚を内外に揺らします。リズミカルに反動をつけて行ってください。股関節・脚の筋肉の緊張がとれ、リラックスていることを感じてください。30回程度行います。はじめに開いた足幅よりも広くなっていたら、関節と筋肉の緊張がほぐれた証拠です。
2.上半身と下半身をつなぐ「骨盤」。骨盤を上下に揺らします。足で壁を押すイメージで行うと簡単にできます。リズミカルに30回行います。
日常生活で最も動かす「腕」の筋肉をゆるめます。腕をほぐすことにより、肩・肩甲骨までもほぐれます。手のひらを表・裏に返す動きをリズミカルに内外30回行います。
ご紹介したストレッチはあくまでも、ゆるめることが目的です。終了後に左右差があったり、高さが異なってもOK。一日頑張った身体をリラックスさせて下さい。このストレッチは、身体を眠りやすい状態へ導きます。
(日本ウォーキングセラピスト協会代表理事 長坂 靖子)
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